by Pirelli Tire North America

4月10日、F1世界選手権マレーシアGPの決勝が行われました。

日本人として唯一レギュラーシートを確保しているザウバーの小林可夢偉は10番手からのスタートで、11番手スタートのシューマッハらとの激しい戦いを繰り広げました。

レース結果は以下から
2011 FORMULA 1 PETRONAS MALAYSIA GRAND PRIX Provisional Results

予選で1番手を確保したのは、先日のオーストラリアGPでポールトゥウィンを飾ったセバスチャン・ヴェッテル(レッドブル)。2番手はマクラーレンのルイス・ハミルトン、3番手はレッドブルのマーク・ウェバー、4番手はマクラーレンのジェンソン・バトン、5番手はフェラーリのフェルナンド・アロンソ、とおおむね戦闘力通りのスタート順位となりました。

しかし決勝レースは1周目でウェバーがスタート時に順位を落とし、6番手スタートだったニック・ハイドフェルド(ルノー)が2番手に躍り出るなどちょっと波乱の展開。アロンソもペトロフやマッサに交わされて7番手に位置を下げる苦しいレースとなります。

レースは先頭のヴェッテルが14周目に入ったあたりで弱い雨が降り始めます。ちょうどピットストップのタイミングだったヴェッテルはそのままソフトタイヤに交換。このあたりから17周目ぐらいまでにおおむね各車が1回目のピットストップを迎えます。ウェバーはタイヤのコンディションにも苦しみ、23周目に2度目のピットストップを行うことになります。この時点で先頭はヴェッテル。その後ろにハミルトン、アロンソ、バトン、ハイドフェルドが続く展開となりました。

現在のF1のレギュレーションではレース中にソフトタイヤ、ハードタイヤの両方を着用する義務があります。ソフトタイヤはグリップ力に優れ、いいタイムを出しやすい一方で耐久力は高くなく、あまり長い周回使用するとあっという間にグリップ力が落ちてきます。他方、ハードタイヤは耐久力は高いものの、グリップ力はソフトタイヤほどではないため、サーキットや天候に合わせてタイヤをどれぐらいの時間使用するのかというのもチーム戦略として重要になってきます。

今回、ハードタイヤは各チームが思っていたほど耐久力を発揮せず、16周以上タイヤを保たせることができないという状態になっていました。ハミルトンも、このハードタイヤに苦しめられ、ラスト3周でタイヤ交換のためピットストップをする羽目に。

優勝したのは最初から順調に走り続けたヴェッテル。2位には大きな問題を抱えずに走りきったバトンが、そして3位にはシーズン開幕前に事故で離脱したロバート・クビサの代わりとして起用されたベテランのハイドフェルドが入りました。4度のピットストップを行ったウェバーはハイドフェルドを交わしきれずに4位入賞。

小林可夢偉はレース前半は順位を落としていたウェバーと、レース中盤以降はミハエル・シューマッハ(メルセデス)とバトルを繰り広げ、8位でゴールイン。その後、ハミルトンとアロンソが20秒のペナルティを受けたことで、7位に繰り上がっています。

ドライバーズランキングはヴェッテルが50ポイントで独走、これをバトン(26ポイント)、ハミルトン(22ポイント)、ウェバー(22ポイント)、アロンソ(20ポイント)が追いかける展開。次のレースは来週・4/17(日)の中国GPです。

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