企業の半数が新卒採用スケジュールを延期する−−就職情報会社のディスコ(東京都文京区、夏井丈俊社長)が、3月29日〜4月4日の期間、全国の主要企業1万4568社を対象に東日本大震災が新卒採用に与えた影響についてインターネットによる緊急調査を実施し、938社から回答を得た。

 この震災の影響で2012年度の採用人数に変更が出そうか聞いたところ、92.2%が「当初の計画通り」と回答している。しかし、採用人数への影響こそ多く見られないものの、選考スケジュールについては半数の企業が見直しを行っている。

 選考開始時期を何らかの形で「延期」すると回答した企業は53.1%、その中で最も多かったのが「全体を延期」する企業(全体で28.3%)であった。従業員規模別では、300人未満の中小企業が19.5%であるのに対し、1000人以上の大手企業では38.6%とほぼ4割を占めている。延期期間については、「2カ月未満」が7割を超えている。

 同社では、「大手になるほど全国展開で採用活動を行う場合が多く、地域間の公平性に配慮しているなどの理由が考えられる」としている。 

 また、2011年度入社予定者の受け入れについて93.6%の企業が「特に変更はない」としているが、青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、千葉県からの回答75社のうち、「入社式を中止」(14.1%)、「全員の入社時期を延期」(15.6%)するなど、被災地域では影響がでている。

大卒就職内定状況77% 過去最低水準
大手各社 新卒採用スケジュール見直し
12年入社採用活動で被災学生に配慮要請 日本経団連

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