日本の福島第一原子力発電所事故を受け、韓国では国民の放射性物質への懸念が強まっており7日、放射性物質を含む雨が降るとして、多くの学校が休校になった。また、原発からの放射能汚染水の放出についても不安が高まっている。

 オーストラリアでもこのニュースは報じられている。豪ヘラルドサン紙は、事故発生後初めての雨天となった7日、風雨で日本から運ばれる放射性物質に懸念して、大韓民国北西部にある京畿道(キョンギド)の126カ所以上の小中学校や幼稚園では一部休校するなどの措置がとられたと報じている。

 同紙は、雨量に含まれる放射性物質量は、人体や環境への影響をもたらすものではなかったが、政府機関は7日、親たちを神経過敏にさせないよう教育当局に求めたと伝えている。

 また、ソウル市教育当局のウェブサイト上では親たちの不満が徐々に増え、当局は授業を中止することを拒否し、平静を呼びかけていたが、ウェブサイト上には「子供について死ぬほど心配して眠ることができません」といった投稿があると紹介している。

 豪オーストラリアン紙も、韓国では東京電力が4日、1万1500トンの放射能汚染水を放出したことを聯合ニュースが緊急速報で報じたと伝えている。

 一方、東京の韓国大使館は、日本からの事前通告がなかったとして同日、日本の外務省に事実関係を問い合わせ、近隣の海に放射能の影響が生じることに対して、どのような処置をとったかについて尋ねたと報じている。(編集担当:田島波留・山口幸治)



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