CLベスト8で初の日本人対決が実現、シャルケが5得点を奪いインテル下す

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 5日にチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦が行われ、アウェーのシャルケが5−2でインテルを下した。

 試合は序盤から点の取り合いとなる。開始1分、デヤン・スタンコヴィッチの見事なロングシュートでインテルが先制するが、シャルケも17分にCKからジョエル・マティプが押し込み同点に追いつく。

 34分には、ディエゴ・ミリートのゴールで再びインテルが1点のリードを奪うが、シャルケは40分、カウンターからエドゥが抜け出しシュート。一度はジュリオ・セザルに防がれるが、こぼれ球を再びエドゥ押し込み、2−2で前半を折り返す。

 後半に入ると、インテルが立て続けに2本の決定機を迎えるがモノにできず。すると53分、ジェフェルソン・ファルファンのパスを受けたラウール・ゴンザレスがゴールを決めて、シャルケが逆転に成功する。さらに57分には、アンドレア・ラノッキアがクロスボールの処理を誤りオウンゴールを献上。シャルケが4−2と2点のリードを奪う。

 インテルはこれに追い討ちをかけるように、クリスティアン・キヴが62分に2枚目のイエローカードを受け退場。数的優位に立ったシャルケは、75分にエドゥがミドルシュートを決め、リードを3点に広げる。

 インテルは76分に長友佑都を投入し反撃を試みるも、シャルケが落ち着いてインテルの攻撃をかわし試合終了。シャルケが大差でディフェンディングチャンピオンを下し、準決勝進出に向けて大きく前進している。

 シャルケの内田はフル出場しチームの勝利に貢献。長友は後半途中からピッチに立ち、チャンピオンズリーグの舞台で初の日本人対決が実現している。

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