総合人材サービスのヒューマンリソシア(東京都新宿区、桑原加鶴子プレジデント)は、毎月定額で従業員全員の受講が可能な公開講座のプログラムを強化している。

 同社では、「自社で集合研修を実施することが難しい」、「低額で多くの社員に研修を受講させたい」といった中小企業の悩みやニーズを受けて、定額制公開講座を2009年から開始した。従業員300人以下の企業(大企業は部署単位)を対象とし、入会金3万1500円、月会費は従業員数規模に応じて設定されている(2万1000円から)。

 同社グループには、資格取得スクールとして25年の実績を持つ「ヒューマンアカデミー」があり、そのノウハウを講座運営に活かしている。講座の内容は、「マネジメント」「売上アップ」「ビジネススキル」「OAセミナー」などの全8カテゴリで約70講座と幅広く、「テーマに沿った研修が非常に充実している」(機械メーカー)、「ビジネス分野の講義内容が幅広い」(サービス業)などを利用の理由として挙げる会社も多いようだ。

 同社人材開発室の新妻氏は、「定額制講座の導入をきっかけに社内の教育体系を構築し、人材育成の文化を醸成したいと考える経営者や人事責任者からの相談が増えています」と話す。

 中途採用が多い企業などは、入社する社員のレベルに応じて講座を受講させることによって、スキルの均質化を効率的に図ることができる点もメリットとなっている。

 「講座では現場で実践できることを重視しています。ビジネススキルやOAスキルなどの定番講座に加えて、営業担当向けの『売上アップ』、管理職向けの『マネジメント』をテーマとする講座の受講者も増加しています。受講しやすい教室の雰囲気を大切にし、女性社員も多数受講いただいています」(新妻氏)

 同社では、定額制公開講座の提供と合わせて、企業の個別ニーズに沿ってカスタマイズする社内研修の依頼にも応えている。

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