名誉や批判などは覚悟の上!孫さん 活発な行動の真意を明かす
東日本大震災に対して、ソフトバンクの創設者 孫正義氏は、活発に活動している。時には、副大臣と喧嘩をするほどだ。なりふり構わず行動しているようにも見てとれるが、そこには同氏なりの考えがある。

孫正義氏は、自身のTwitterで活発な行動の真意を明かした。

■東電経営陣、言語道断!
孫正義氏が気に掛けていることのひとつに原子力発電所の事故がある。同氏は、原子力発電所について、どう思っているのだろうか。

「一般的に原発はコストパフォーマンスが高いと言われていますが、数万年にも及ぶ廃棄物の管理、事故で生じる環境、経済的リスク…経営者の観点からリスク対効果について意見を聞いてみたい。」とのコメントに対して、孫正義氏は「原発の真のコストパフォーマンスは最悪。」と、コメントしている。

「東電の今年の計画に福島原発7、8号機増設と言う事が上がっているようです。国に上げるのに、改定して提出出来なかったって意味がわかりません。わかりません東電が…」とのコメントに対しては、「東電経営陣、言語道断!」と、孫正義氏は東京電力に対して批判している。

原子力発電所は、発電効率が高く発電時に二酸化炭素を排出することがないため、「地球環境にやさしい」という表現がなされてきた。孫正義氏は、原子力発電所の建設については、あくまで反対の構えだ。


■身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ
「この原発による国難が無事に何事も無く過ぎて「お前が騒ぎ過ぎた」と批判された時、私は心の底から喜んで辱めを受け入れます。本当に皆と一緒に日本の無事を祝福。私自身の名誉や批判などは、人々の命の尊さと比べる次元のものにあらず。」と、孫正義氏は、これまでの活発な活動の真意を明らかにした。

「私自身の時間の3割をこの国難の為に費やしています。今は、平常時の1.5倍増の仕事時間です。」とつぶやいていることからも、孫正義氏がどれほど気に掛けているのかが見てとれる。孫正義氏を嫌っている人の中にも、同氏の行動を賞賛している人は多い。

「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」という故事成語がある。一身を犠牲にするだけの覚悟があって初めて、活路を見出せるというものだ。孫正義氏の行動は、まさに、この故事成句ではないだろうか。


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