ミラノ・ダービーはミランが3発快勝、インテルとのポイント差を5に広げる…長友は出場せず

写真拡大

 2日のセリエA第31節で、ミラン対インテルのミラノ・ダービーが行われた。

 リーグ戦通算176度目の対決は、ミランが早々と先制点を奪う。1分、ジェンナーロ・ガットゥーゾのスルーパスにロビーニョが飛び出し、最後はアレシャンドレ・パトがゴールネットを揺らした。

 先制されたインテルは、19分にジャンパオロ・パッツィーニがゴール前で粘りシュートを放つが、これはクリスティアン・アッビアーティに防がれてしまう。38分にはCKからティアゴ・モッタがヘディングシュートを放つが、これもアッビアーティの好セーブに阻まれる。

 43分には、ゴラン・パンデフのクロスからサミュエル・エトーが決定的な場面を迎えたが、シュートは枠に飛ばず、ミランの1点リードで前半を折り返した。

 後半に入ると、インテルはさらに劣勢に立たされる。53分、クリスティアン・キヴが抜け出したパトを後ろから倒し一発退場。インテルは1人少ない状況となってしまう。これで完全に主導権を握ったミランは62分、イグナツィオ・アバーテのクロスにパトが頭で合わせ、待望の追加点を挙げる。

 2点差を追うインテルはディエゴ・ミリート、デヤン・スタンコヴィッチを投入するも、流れは変わらず。ミランは次々とチャンスを作り、インテルを押し込んでいく。そして迎えた88分、途中出場のアントニオ・カッサーノがハビエル・サネッティにペナルティーエリア内で倒されPKを獲得。これをカッサーノ自らが決めてインテルにとどめを刺した。

 ロスタイムにはカッサーノがこの日2枚目のイエローカードを受けて退場となるが、試合はこのまま動かず、ミランが3−0でインテルに快勝。首位の座を守ったミランは、これでインテルとのポイント差を5に広げた。

 日本代表DFの長友佑都はベンチ入りしたものの、出場機会を得られず。ミラノ・ダービー出場は、次回以降に持ち越しとなった。

【関連記事】
古巣相手にも冷静なレオナルド「インテルのためのダービーであり、私のリベンジの場ではない」
ミラノ・ダービーに向けて意気込むボアテング「私のキャリアで最も重要なダービーマッチ」
長友のチームメート、インテルの選手たちが日本語で「ガンバレ、ニッポン!」
セリエA首位決戦ミラノ・ダービー、長友はベンチスタートが有力
デル・ピエロ、“友 FOR JAPAN”Tシャツをチャリティー販売「僕らは君たちを一人にしない」