バラエティ番組で登場した韓流アイドルネタが「韓国を蔑視した!」と物議に

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3月2日に放送されたフジテレビ系列のバラエティ番組「はねるのトびら」の人気コーナー「悪童美女(アットンミニョン)」が、韓国で大きな物議をかもしている。

同コーナーは、韓国で人気の新人ガールズグループ「悪童美女」が、毎回さまざまな試練を乗り越えながら日本デビューを目指すというもの。出演するのは、韓国ガールズグループに扮した「はねるのトびら」メンバー5人と、韓国人MCのHYONGIとbomiだ。

同コーナーが問題視されたのは、韓国で大問題となったタレントの奴隷契約など、韓国芸能界の否定的なイメージを主なネタとしていたからだという。実際、2日放送分では、ガールズメンバーが新曲「愛ハセヨ」を披露するために、ベルトコンベアーで走るという試練を与えられるのだが、メンバーらは途中、無理だと不満をもらしても、MCは「もう契約で決まっている」「やってくれないと困る」などと返答。所属事務所と契約問題でもめた「KARA」の騒動などを連想させるシーンが繰り返し登場した。

日本では笑って終わりそうなところだが、韓国側から見ると非常に不快だったようで、韓国のインターネット上には番組に対する非難が殺到。特に、韓国人芸人のHYONGIがMCとして出演していたことに不快感を示す人は多く、「韓国芸能界を皮肉る番組に韓国人芸人が出演するなんて信じられない」「日本もどうしようもないが、キム・ヒョンギ(HYONGI)もどうしようもない」「外国に行くとみんな売国者になるんだな」「キム・ヒョンギはこれについて直接説明した方がいい」などのコメントが集まった。

中には、「日本ですら笑いの対象になるほど奴隷契約問題は深刻」「日本の番組を批判する前に、奴隷契約問題を解決するほうが先だ」など韓国芸能界を批判する声も上がった。

バラエティ番組はお茶の間に笑いを届けるものだが、どうやら韓国までは届かなかったようだ。


参照:日TV、韓国人MCキム・ヒョンギ-ボミ、韓国卑下ギャグ「波紋」 - マネートゥデイ
参照:キム・ヒョンギ、日放送で韓国卑下発音論争に韓国人怒った「失望」 - ニュースエン

(文:林由美)

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