安易な転職、実は危険!?

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 今の仕事が好きで、定年までその職場で働きたいと思いますか? 
自分の仕事に満足していて、さらに会社が潰れる心配はないという人はそれほど多くいないでしょう。やりがいが感じられず、充実感のない仕事をしていると、つい、転職や起業を考えてしまうこともあるかもしれません。

 しかし、安易に仕事を辞めてしまうのは、ちょっと待ったほうが良さそうです。転職した会社の業績や待遇が今より悪い場合もあるでしょうし、独立したとしても絶対にうまくいくとは限りません。
 『会社を辞めるのは、「あと1年」待ちなさい!』(石田淳/著、マガジンハウス/刊)では、会社を辞めたくなったとき、転職でも起業でもない第3の選択肢として、「続職(ゾクショク)」を提案しています。「続職」とは「転職」「起業」「今の会社に残る」の決断を1年後にすることで、その1年間は、「どういう人生を歩みたいか」を考えながら働くのです。
 行動科学マネジメントの第一人者で、ベストセラー『「続ける」技術』『すごい「実行力」』の著者でもある石田淳さんが、悩めるビジネスパーソンに向けて「あと1年だけ会社を辞めるのを待つ技術」を教えてくれます。
 では、「続職」の間にやるべきことをいくつか紹介します。

1、働き方を変える
 会社を辞めたらできないこと、学べないことがたくさんあります。
1年という期限を区切ることで、必要なスキルを身につけるために積極的に働くようになるはずです。その間「辞めたいな」と思うことがあっても、「1年間だけは働く」という明確なゴールがあるから頑張れるでしょう。無計画に会社を辞めることは、「学びのチャンスを失う」だけでなく「会社員ならではのメリット」も失うことになるのです。

2、会社の経費や機材を利用してスキルアップを図る
 会社員は会社のお金や機材を利用して様々な経験をすることができます。このメリットを手にしているうちに、いろいろなスキルを伸ばして下さい。経費を使って資料を買うこともできるし、業務と関連する有料セミナーなど、会社が参加を認めてくれるかもしれません。そして自分が会社のお金で身に付けたことは、会社にフィードバックするようにしましょう。

3、足りないスキルを身につける
 「続職」中は結論を出すまでの間の行動を改善し、自分を高める必要があります。そうしないと、結論の選択肢が狭まってしまうからです。よって、1年の間に強みとなるスキルをさらに伸ばし、足りないスキルを身につけるようにしましょう。確固たるコアスキルを身に付けた上で、未経験の業務にも積極的に挑戦して下さい。仕事は慣れが大きいのでたった一度でも経験したことがあれば臆することなく作業ができます。

 「続職」とは1年の間で自分を見つめ直し、将来どういう人生を歩んでいきたいかを真剣に考え、それを実行するための準備期間です。1年間の「続職」の結果として、今の会社に留まることを決断するのも良いでしょう。今の仕事と真剣に向き合う時間を作ることで、社会人として、人間として大きく成長できるはずです。
(新刊JP編集部/川口絵里子)

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