編集長&書店員200人が選ぶ雑誌大賞に「おしゃP」「GLOW」「考える人」

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 雑誌大賞実行委員会が主催する第一回雑誌大賞の受賞作品が3月28日発表された。100誌の編集長と100名の書店員の投票によって決まる雑誌大賞。第一回は2010年下半期に発売された雑誌を対象としている。3部門からなるうち、TREND MAKE MAGAZINE賞には光文社発行「JJ」から生まれた「おしゃP」、雑誌新人賞には宝島社発行の「GLOW(グロー)」と2部門をファッション雑誌が押さえた。

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 雑誌大賞は、雑誌や業界全体のブームアップを目指すことを目的に2011年2月に設立を発表。「この雑誌は凄かった」という雑誌に贈られる雑誌大賞、世の中の流行に関して「その流行元はこの雑誌だ!」という雑誌に贈られるTREND MAKE MAGAZINE賞、新創刊雑誌の中で最も世の中を賑わせた雑誌に贈られる雑誌新人賞の3部門で構成されている。当初、第1回雑誌大賞は授賞式の開催を予定していたが、東北地方太平洋沖地震の影響により公式ホームページを通じての発表となった。

 TREND MAKE MAGAZINE賞には判佝波行の「ランドネ」の「山ガール」や光文社発行の「美STORY」の「美魔女」、マガジンハウス発行の「anan(アンアン)」や「クロワッサン」の「断捨離」など"誰もが一度は耳にした事がある言葉"が多数ノミネートされていたなか、「おしゃれプロデューサーズ」の略称として「JJ」が打ち出した「おしゃP」が受賞。選考委員からは「『おしゃ』がおしゃれの略なのはわかるが、『P』って何よ?と突っ込んでしまう浮かれた響きとのギャップが印象的」との評価。編集長篠原恒木氏も「このような賞をいただき、とても励みになります」と喜びのコメントを寄せている。また雑誌新人賞に選ばれた「GLOW」は、編集長・書店員双方から全体の約75%という圧倒的な支持を獲得しての受賞。受賞理由には、創刊号だけにとどまらず2号目号以降の販売自体も好調をキープしていることが上げられている。"40代女性誌No.1"を維持し続けている「GLOW」編集長の大平洋子氏は喜びとともに「次は雑誌大賞を目指します」と今後に向けての意気込みをみせた。

 なお雑誌大賞ランプリを受賞したのは、新潮社発行の「考える人」の2010年夏号。作家・村上春樹と編集者が2泊3日泊り込んで、徹底的に対話して書かれた特集記事「村上春樹ロングインタビュー」が高い評価を受けたことから今回の受賞に至った。次回、第2回雑誌大賞は、2011年1月〜2011年6月に刊行された雑誌を対象として9月に発表される予定だ。

■雑誌大賞
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