中田英寿氏が慈善試合の意義を力説「サッカーは人々を結びつける」

　元日本代表の中田英寿氏のTAKE ACTIONが、東北関東大震災に見舞われた日本を支援するためにシンガポールでチャリティーマッチを行う件について、27日に記者会見が行われた。

　中田氏は以下のように、4月2日に行うチャリティーマッチの意図を説明。シンガポールの人々に向けて日本への支援を呼びかけている。

「今回の災害は非常に甚大で日本に住む人々は自分たちで復興しようとしているが、今回は、海外の国の人々からの助けが必要ではないかと考えています」

「シンガポールでの今回の取り組みは、シンガポールと日本にとって（両国のサッカーにとっても）価値があり、また意義があるものなっているでしょう」

「サッカーとは、単なるスポーツではなく、人と人をつなぐことができる。被災地の人が必要としているのはお金や食糧だけではなく、人と人とのつながりだと思う。まさにサッカーは人と人とのつながりを可能するのだと思う」

「この試合を通じて、人々の関係を強化したい。これはすべてのはじまりで、今回をきっかけとして、今後も人々を助けるために役立てたい」

　この試合の入場料やチャリティーオークションなどで集まった収益は義援金として寄付される。また、シンガポールでの企業義援金の募集も行い、賛同した企業からの寄付も受け付ける予定だと、合わせて発表されている。