大地震と津波の被害、福島原発の放射能漏れ事故……など、日本の現状をほぼリアルタイムで伝えている台湾。芸能人の動向にも注目し、「放射能を恐れ、慌てて東京から離れるスターがたくさんいる」と台湾メディアが報じた。

 日刊紙「聯合報(ユナイテッド・デイリー・ニュース)」は、「4月放送予定のドラマが地震の影響で、撮影中止となった反町隆史。妻の松嶋菜々子と娘2人を連れて近畿地方の滋賀県に滞在中、という目撃情報がある」と伝えた。

 続いて「ツイッターを使って、被災者を励ましている浜崎あゆみ。半日で140回以上もツイートして温かい言葉をかけ、アルバムやDVDリリースを延期するなど何かと話題だが、実は日本にはいない。しばらくアメリカに滞在するようだ」、「地震発生時に大阪にいたのは、向井理。東京の両親の無事を確認した後は、舞台劇の公演をつとめ広島や大分へ遠征。ブログには向井のプロフェッショナル精神をたたえるコメントが5000以上も集まり、絶賛を浴びている」、「3月26〜27日に台湾でコンサートを予定していた山下智久は、延期を発表。うわさによると山下は関西に身を寄せており、錦戸亮や城田優ら仲間たちも一緒だという」などと、台湾でも知られている人気スターについて報道。「みな放射能の恐怖におびえているようだ」とした。

 また「広末涼子は出産を控え、大きなお腹で夫のCandle JUNE氏とボランティア活動に励み、松雪泰子や米倉涼子など友人を誘った」という美談も伝え、22日には男児を出産したことを掲載している。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)



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