まだ移籍市場についての話が盛り上がる時期ではないが、夏に向けた準備は始まっている。イタリア代表を率いるチェーザレ・プランデッリ監督が招集したメンバーは、これからどうなるのだろうか。

◇GK
ユヴェントスのジャンルイジ・ブッフォンは長期離脱を経験したが、復帰後も最高峰の選手であることに変わりはない。マンチェスターの2チームなど、ビッグクラブが獲得を目指しているようだ。しかし、選手本人はユヴェントスにとどまることを最優先に考えている。現在の契約は2013年までだが、ユヴェントスでキャリアを終えるつもりの彼は、2016年までの契約延長を望んでいるようだ。

エミリアーノ・ヴィヴィアーノについては、ボローニャとインテルが話し合わなければいけない。ヴィヴィアーノの共同保有権を持っているインテルは、ジュリオ・セーザルの後釜を考えなければいけなくなったとき、イタリア代表GK獲得という選択肢を持っておきたいだろう。

◇DF
カリアリで3シーズン目を過ごしているダヴィデ・アストーリは、今でもミランと共同保有の形だ。信頼のできる控え選手を増やすため、夏に呼び戻される可能性もあるだろう。ミランはほかにも、ジェノアのドメニコ・クリッシトに興味を持っている。こちらは今に始まったことではない。ジェノアはゼニトからクリッシト獲得のオファーを受けていたが、1800万ユーロ(約20億円)の条件は受け入れなかった。インテルやバイエルン・ミュンヘンからの関心も噂されており、今年の夏も移籍市場を沸かせる名前になるだろう。