部下の心をつかむ3つの方法

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 いかに部下にやる気を出させるか、というのはいつの時代も管理職の悩みの種。良かれと思って厳しくしかると辞めてしまい、優しく接するとナメられる。じゃあどうすればいいんだ? と頭を抱える人は多いはずです。
 『ブラック社員がこんなに!動く 佐川急便の『マネジメント』』(大重寛/著、東邦出版/刊)は、タイトルの通り佐川急便で実際に行われていたマネジメントノウハウを紹介した一冊。
 集まってくる人材には癖の強いものが多く、なかなか一筋縄ではいかないと言われる佐川急便では、どのように彼らをマネジメントしていたのでしょうか。

■責任はすべて上から取る
 本書の著者である大重さんは運送ドライバー時代、届け先が不在だったため、配達物のマットレスを届け先の玄関前に置き去りにし、受領サインを自ら書いてその場を離れるという、運送業界で絶対やってはいけないことをしてしまいます。マットレスはその晩降った雨に濡れて台無しに。
 当然クレームとなり、大重さんは解雇を覚悟したそうですが、自身の管理監督責任として上司がすべての責任を負ったそうです。
 このような場面を経験した大重さんは、自分の行動に責任を持つとともに、もし自分が部下を持ったら全力で守ることを決めたそうです。
 上司の背中を見て部下は育つということを忘れないようにしましょう。

■時にはコンパニオンになる
 お酒の席は部下とコミュニケーションを取る絶好の場。しかし、最近の若手社員はあまりこういった場に積極的に参加しないとも言われています。ここで「最近の若者は…」となってしまっては部下とのコミュニケーションは図れません。
 彼らとて飲み会自体が嫌いなわけではなく、上司の愚痴を聞かされることや、気を遣う雰囲気を嫌がっているのです。上司の方から積極的に部下を楽しませる工夫をしていれば、その雰囲気を好んで飲み会に顔を出す部下も増えていくはずです。

■小さな善行を大勢の前でほめる
 叱るだけでなく、時には「部下を褒める」ことも上司なら必要です。しかし、自然に目に入ったり耳にしたりする情報だけでは、すぐにそのネタが尽きてしまうでしょう。
 部下を褒めるためには、自分から部下の褒めるべき点を探しにいかなければなりません。
それを大勢の前で褒めることによって、「この人はちゃんと見てくれている」と部下からの信用を得ることができるのです。

 『ブラック社員がこんなに!動く 佐川急便の『マネジメント』』にはこの他にも、扱いの難しい若手社員の心をつかみ、業務へのモチベーションを高めるための方法が数多く紹介されています。
 4月から上司になるという人や、いずれは人の上に立ちたいという人は参考にしてみるといいかもしれません。
(新刊JP編集部/山田洋介)

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