セリエA第30節が20日に行われ、インテルがホームでレッチェに1−0で勝利した。前日の試合で首位ミランが敗れていたため、これで勝ち点差は2、いよいよ尻尾をつかんだと言える状態だ。

インテルは序盤なかなかチャンスを作れなかったが、0−0で迎えた52分、パンデフのパスを受けたパッツィーニが絶妙な胸トラップからゴールネット揺らし、ようやく先制。その後はレッチェに反撃を許すも、なんとか逃げ切った。


長友佑都は出場機会がなく、左サイドバックにはサネッティが入った。これまでもベンチスタートで流れを変えるカードとして起用されることが多く、スタメン定着という大きなステップに向けてギリギリの挑戦が続いている。

インテルとミランは、次節、ミラノダービーで直接対決となる。インテルのモラッティ会長は、「レオナルド監督は、私がほしかったもの――魂を持ち込んでくれた。私はすでに満足しているよ。でも、インテルのいちファンとして、そして、すべてのファンと同じように、より多くの何かを望んでいる」と語り、逆転スクデットに向けて不敵に笑った。