東北地方太平洋沖地震による震災を救援するため日本に派遣された韓国の救助隊が19日、被災地の仙台市から全員撤収し、新潟へ移動したことが明らかとなった。

 韓国救助隊は、15日から仙台市で本格的な救助作業を行っていた。救助隊員107人のうち、76人は18日に撤収。残りの31人は19日の午前10時ごろにバスで移動し、同日午後に本隊と新潟で合流したという。

 韓国メディアは、政府が救助隊を仙台から全員撤収させた理由について、救助隊が指定された捜索地域に対する任務を終えたためだと説明。そのほか、救助隊員たちが放射線に被ばくする危険があると判断したことも理由のひとつだと指摘した。

 一方、今回の救助隊撤収は、救助隊員の家族やインターネットユーザーらの撤収要求によるものだと主張するメディアもみられた。同メディアによると、これら家族やネットユーザーらは、外交通商部の掲示板などを通じて救助隊の撤収を要請した。

 さらに、ポータルサイト『ダウム』の掲示板では16日から「安全が保障されない以上、わが国の隊員たちを撤収させるべき」という署名活動も行われた。同署名には、現時点で6000人以上が署名している。

 外交通商部の関係者は、「仙台地域での捜索活動および救助任務を終えた救助隊を新潟に移動させた」と伝え、救助隊をひとまず新潟に待機させており、日本政府からの要請があれば救助作業を再開する予定だと明かしている。(編集担当:永井武)



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