東日本を中心に全国規模で被害を与えている東北関東大震災(東北地方太平洋沖地震)。規模は小さくなってきたとはいえ、いまだ余震が断続的に発生しています。また、津波や福島原子力発電所の事故の影響が心配されます。私たちはどんな備えをしておけばよいのでしょうか。

特に大切なことはどんなことがあってもあわてないということです。そのためにも緊急事態が発生したときのための準備をしておきましょう。リストをチェックしながら確認してみてください。

(1) シミュレーション
・ 家や会社、学校の周辺が、大地震のときどういう状況になるか想定しておく
・ 自宅、会社、学校、そしてその経路で電車が止まったときにどこでどう過ごすかをシミュレーションしておく

(2) 自宅での事故予防
<準備>
・ たんすなど重い家具が倒れないように補強しておく
・ 高いところにある倒れてくると危ないものを下ろしておく(重いテレビなどは危険)
・ 割れてケガをするような食器類は安全なところに移動
・ ドアが開かなくなることがあるので、外に出るための経路はいくつか確認しておく
・ 大きなゆれでドアが開かなくなることがあるので、室内のドアはできるだけ締め切らない
・ くつを寝ている場所の近くに袋に入れておいておく(ガラスなどが飛散していても移動できるように)
・ 軍手やゴム手袋をすぐ出せるところに用意しておく(後片付けなどに使える)
・ 小型のバールを用意しておく(窓を割る、扉を開ける、はさまっている人を持ち上げて助け出すなどに使用)

<ゆれたとき>
・ 扉が閉まる食器棚や冷蔵庫などは、すぐに扉が開かないようにガムテープで止める
・ ゆがんで開かなくなる可能性があるのでひどいゆれの際はドアを開けておく
・ 緊急停止の可能性があるのでエレベーターには乗らない

(3) 水(災害時は最重要)
・ お風呂に水をためておく
・ バケツを複数個用意し、水をためておく
・ 空いているペットボトルなどの容器に水をいれておく
・ ペットボトルの水を用意(開けなければくさらない)

(4) ガス
・ 出かける時は元栓を閉める
・ 地震でマイコンメーターが作動し、ガスが止まった場合の復旧方法を確認しておく
・ カセットコンロなど、ガスや電気が止まっても使える調理器具を用意
・ ガスや電気が止まっても使える暖房器具を用意(可能な場合)
・ カイロを購入しておく

(5) 電気
・ 外出時はブレーカーを下げる(漏電対策。帰宅時は家屋の状況を見てブレーカーを上げる)
・ 懐中電灯と電池を用意
・ ろうそくとライターかマッチを用意(火事になる恐れがあるためゆれたときはすぐ消す)
・ 携帯電話やパソコンなどの予備バッテリーを用意(必要な方)
・ 電池で充電可能な携帯電話の充電器と電池を用意(必要な方)

(6) 食事
・ ガスや電気、水がなくても食べられるものをある程度用意しておく(缶詰や真空パックの常温保存可能な食品、チョコレートやビスケットなどのお菓子)
・ カップラーメンやレトルト食品等のお湯を注ぐだけ、あたためるだけの長期常温保存可能な短時間で簡単に調理できる食料を用意しておく。
・ サランラップを用意(水がない場合、食器に敷いて使用後に捨てれば、食器を洗わなくてもよい)
・ アルミホイルを用意(皿の代わりや、ストーブでものをあたためるのに使える)
・ 使い捨てのはしやスプーン、フォークなどを用意しておく。

(7) 医療
・ 保険証を持ち歩く
・ 持病をもっている方は薬をすぐに持ち出せるようにしておく
・ 軽いケガや病気に対応できる救急セットを用意しておく
・ 近くの病院の場所を確認しておく
・ コンタクトレンズを使用している人はメガネを用意し、すぐに持ち出せるようにしておく
  *使い捨てコンタクトも短い期間なら便利。避難が長期にわたる場合はメガネの方がよい。
・ 応急処置の仕方を確認しておく
  *参考:応急手当Web『北海道医師会』
  *参考:救急法などの講習|講習の内容について『日本赤十字社』

(8) お金
・ 銀行から現金を少しおろしておく・・・ATMが止まる可能性がある
・ 印鑑と預金通帳、権利書などはすぐに持ち出せるようにしておく

(9) 緊急時の移動
<準備> 会社や学校などにおいておいたほうがよいもの
・ スニーカー
・ リュック
・ 自宅までの経路をカバーする軽量な地図(持ち歩いていてもよい)
・ 自転車(できれば)

<移動手段>
・ できるだけ地下鉄での移動は避ける。
  *都内では難しいかもしれませんが、トラブルが起こったとき、外に無事に脱出することが、地上を走る電車やバスより困難なため
・ 消防車や救急車などの緊急車両の妨げとなるため車の使用はできるだけ避ける。緊急時は交通事故も増加しやすい。路上駐車は特に妨げとなるのでしないこと
・ タクシーに乗る場合は同じ方面の人の乗り合いを呼びかけてみる

(10) 安否確認のために(家族や友人と共有しておく) 
・ 何かあったときの避難場所やどう行動するかを決めておく
・ 住んでいるところから離れた場所の緊急連絡先(固定電話)を決めておく
  *参考:『我が家の防災』
・ 職場や学校、一緒にいることの多い友人の連絡先を家族に共有しておく
・ メールアドレスを共有しておく(メーリングリストの登録もおすすめ)
・ NTTや携帯電話各社が提供している災害伝言ダイヤルの登録・確認方法を確認しておく
  *参考:安否情報をはじめとする地震関連情報へのリンク集 『ガジェット通信』

(11) 緊急メモを用意しておく *2
(10)の情報など、緊急時に必要と思われる情報をメモにまとめておく
<例>
・ 家族の連絡先(電話、メールアドレス)
・ 自宅付近の避難場所(避難所と広域避難所)の情報(名称、住所、電話番号)
・ 管轄の市役所や区役所の電話番号
・ 家族の職場や学校から家までの経路で避難をする可能性がある場所の情報
・ 自分の職場や学校、一緒にいることの多い友人の連絡先
・ 家族の職場や学校、一緒にいることの多い友人の連絡先
・ 家族の保険証番号と血液型、持病、常用している薬の名称
・ 銀行口座番号と問い合わせ先
・ クレジットカードの番号と問い合わせ先
・ 加入している保険の保険証券番号と問い合わせ先

(12) 出かけるときの準備 *3
 突然地震が起こっても1〜2日は過ごせるよう必要なものを持って出かける
 *荷物を小分けする際には、ジップロックが防水もできるので便利
・ 携帯ラジオ
・ 携帯電話と充電器
・ 緊急メモ (11)参照
・ 持病を持っている人は普段飲んでいる薬
・ コンタクトレンズの人はメガネや使い捨てコンタクト
・ 少しの間おなかを満たすことのできるチョコレートなどの食べ物
・ 飲み物(500mlを1〜2本)用意する
・ 保険証
・ 身分証明書
・ 旅行用の洗面用具
・ 少しの着替え
・ 小さく折りたためる上着(寒さ対策)
・ カイロ
・ タオル
・ かっぱや傘などの雨具(放射能対策)
・ マスク(数枚)
・ 花粉症用などの微粒子が入ってこないメガネ
・ 大きくて丈夫なゴミ袋 数枚(防寒、雨のとき荷物を入れておくなどいろいろ使える)
・ 笛(ホイッスル)

(13) 避難所などへの緊急避難
<準備>
・ 防災マップを市役所や区役所から入手しておく
・ 避難所や広域避難所がどこになるかを市役所か区役所に事前に確認しておく(住所で決まっています)
  *避難所は近くの小中学校や公共の施設であることが多い
  *広域避難所は避難所に火災などの異常があった場合の避難場所(大きな公園など)です
・ 避難所の中を事前に確認しておく
・ 付近の公衆トイレと水を確保できる場所を事前に確認しておく

<避難の際にもっていくもの>
・ 身の回りのもの (10)で用意したものなど
・ 印鑑と預金通帳、権利書などの大切なもの
・ 下に敷く用と上にかける用2枚の毛布(マットや寝袋でも代用可能)
・ 数日分の食料
  *避難所には毛布や食料の備蓄はありますが、たくさんの人が避難してきた場合、足りなくなる可能性があります。

(14) 情報・連絡手段
・ 携帯ラジオを用意しておく(重要)
・ 移動しても使えるインターネット回線の確保(パソコンで情報を得る場合)
・ 公衆電話のある場所をチェックしておく
  *公衆電話チズ
・ 携帯電話の通話やショートメール以外の連絡手段の確保と連絡をとりたい人の登録(混雑のためつながらない場合がある)
 <例>
  *Twitter
  *Skype
  *Googleチャット
  *Windows Live Messenger
  *Facebook
  *Pushme.to
・ ウェブと携帯で確認できるメールアドレスを用意しておく
 <例>
  *Gmail
  *Hotmail
  *Yahoo!メール

(15) 放射性物質対策
・ 雨が降った場合はできるだけ外に出ないこと。
  *今回の原子力発電所で発生した事故により放射能汚染された雨が降る可能性がある
・ やむをえず外出する必要がある場合は雨具、マスク、メガネなどで防備する。
・ 家に戻ってきたらすぐに着替え、雨にぬれた衣服や雨具は家に入れない。
・ 帰ってきたら体と頭をていねいに洗い、放射性物質をできるだけ洗い流す。

※この記事は阪神・淡路大震災の被災者支援を行っている被災者とボランティアの団体『兵庫県被災者連絡会』の皆様にご協力いただきました。

※よい情報があれば随時追記・修正する場合があります(ガジェット通信編集部)

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