帝国データバンクが、2011年度の雇用動向に関する企業の意識について調査した結果によると、2011年度に正社員の採用を増やす予定である企業が約2割であることが分かった。一方、採用予定のない企業は3年連続で4割を超えており、厳しい雇用環境が続く見通しだ。

 2011年度(2011年4月〜2012年3月入社)の新卒・中途入社の正社員の採用状況について、「増加する(見込み含む)」と回答した企業は全体の約2割(19.5%)となった。2010年2月調査時の14.3%と比べると5.2ポイント増加し、2年連続で改善している。

 業界別では、「農・林・水産」(26.8%)、「サービス」(21.6%)など内需関連業界、外需から景況感が復調している「製造」(21.3%)が全体平均を上回り、正社員の採用意欲が高まっている。

 一方、「採用予定なし」と回答した企業は前年度比6.7ポイント減の40.8%で、3年連続で4割を超える水準となっている。

 「採用予定なし」と回答した企業の割合は、06年度25.5%、07年度25.2%から、サブプライム問題が表面化した08年度に30.4%に上昇。世界同時不況が深刻さを増した09年度は45.9%、10年度は47.5%まで増加し、11年度も厳しい雇用環境が続きそうだ。

 2011年度の非正社員(派遣社員、パート・アルバイトなど)の採用状況では、「増加する(見込み含む)」と回答した企業は8.8%となった。一方、「採用予定なし」は50.8%と3年連続で5割を超えた。

 同調査は、2月16日〜28日、全国2万3263社を対象に実施し、1万990社(回答率 47.2%)から有効回答を得た。

2011年 日本の雇用情勢-即戦力人材の採用にニーズ
正社員の「不足」が続く
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