自らの将来がどうなるか、レアル・マドリーMFカカーはその行方を待つ一方で、戦列を2週間離れることとなった。夏に手術したひざの問題が公式発表による原因だが、スペインでは確実にそうだとは見ていない向きもあるようだ。

『パイース』は先日、「カカーはモウリーニョにうんざりしている」と報じた。一方、マドリッドではミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役や、オーナーのシルヴィオ・ベルルスコーニ氏のコメントが騒がれている。

まだ通ることのできない道のりの第一歩に過ぎないが、もしも適切なオファーが届くのであれば、レアルにミランの“友人たち”の話を聞く用意があるのは明らかだ。問題は、レアルがカカー獲得のためにミランへ支払った6750万ユーロ(約77億6000万円)の移籍金と、900万ユーロ(約10億3000万円)というカカーの年俸だ。

そのカカーよりプレーしていないMFフェルナンド・ガゴは、移籍希望が強まっている。すでにユヴェントス移籍の噂がある同選手は、ミランとリヴァプールのターゲットにもなっているのだ。2007年1月にレアルへ加入したガゴだが、ケガで度々離脱を余儀なくされ、シャビ・アロンソやサミ・ケディラ、ラッサナ・ディアラといった選手たちにポジションを奪われたことで、彼は岐路に立っている。ストップしているキャリアを再開させるために、レアルからの移籍が必要だと思われる。