人材会社のパソナで、人材紹介・再就職支援サービスを提供するパソナキャリアカンパニーは、人材紹介サービスを利用して転職を希望する同社の登録者数をもとに2月1日現在の求人倍率(以下、有効求人倍率)を集計し、発表した。

 調査によると、転職市場全体は「ゆるやかな回復傾向」にあり、2011年2月の有効求人倍率は0.81倍(前月比0.06ポイント上昇)で、前年同月(0.43倍)と比べると0.38ポイント上昇となった。

 昨年5月以降毎月増加しており、転職市場全体としてはリーマンショックの直前の2008年7月時とほぼ同水準まで回復した。

 業界別では、「医療関連」が、依然として有効求人倍率が高く、MR(医薬情報担当者)・薬剤師・臨床検査技師等の有資格者を対象とした求人の採用ニーズが高い。

 また、「化学・材料・エネルギー」「電気・電子半導体」は他業界に比べて増加幅が大きく、製造業界全体の中途採用ニーズが急回復してきている。

 調査は、パソナキャリアカンパニー人材紹介事業部門で、人材紹介サービスを利用して転職を希望する登録者と求人企業側から同社への求人依頼件数を基にデータを集計し、2月1日時点で集計している。

 人材紹介会社への登録者は、中堅・若手ビジネスマンや技術者などホワイトカラーが主であることから、労働者の中でもホワイトカラーの求人が回復してきている状況が分かる。

【独自調査】2011年 日本の雇用情勢-即戦力人材の採用にニーズ
転職者の会社選び 将来性、安定性を重視
業種によって異なる中途採用の選考基準

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