IT技術者の転職はとても真面目--こんな業界特有の転職観が明らかになった。インテリジェンスは、転職希望者の「転職理由」について調査した「転職理由調査2011年上期版」を発表した。調査は、2010年10月から2011年1月までに同社が運営する転職支援サービスに登録のあった転職希望者のうち、約1万7,000人を対象に実施したもの。

 調査によると、転職理由のトップは「会社の将来性が不安」(12.8%)が3年連続で最多。次いで、「他にやりたい仕事がある」(11.4%)、「給与に不満がある」(8.0%)と続いている。

 昨年3位だった「倒産/リストラ/契約期間の満了」が6位へと大幅に後退。1位の「会社の将来性が不安」も、1.9ポイント減少した。それに対して、「他にやりたい仕事がある」が0.8ポイント上昇するなど、前年に比べて、前向きな転職理由が増加している。

 業種別では、「IT/通信/インターネット」で、「専門知識・技術を習得したい」が、全体平均値を2.6ポイント上回る8.5%で3位に入った。

 また、「幅広い経験を積みたい」も(対全体平均プラス1.3ポイント)、「市場価値を上げたい」(同2.1ポイント)も全体より高い割合となり、他の業種に比べ、とても真面目なスキルアップ志向の高さが際立っている。

 他の業種で全体平均より高くなっているのは、「メディカル」が「業界の先行きが不安」(同5.1ポイント)、「金融」が「顧客のためになる仕事がしたい」(同4.0ポイント)、「メディア」は「残業が多い/休日が少ない」(同3.5ポイント)など、業種によって特徴があった。
 
 調査では、特にIT関連の転職者の仕事に対する”真面目さ”が目立つ結果となった。仕事におけるキャリアアップが最終的に自分の価値を高めていくことを考えると、就業条件面だけにとらわれない前向きな転職が、ライフキャリアプランを充実させる近道といえるだろう。

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