10代に向けたドラッカーの名言

写真拡大

 『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(岩崎夏海/著、ダイヤモンド社/刊)は、経営学者であるピーター・ドラッカーのマネジメント理論をストーリー仕立てでわかりやすく紹介することで大ベストセラーとなりました。
 この『もしドラ』はビジネスパーソンに向けた内容でしたが、ドラッカーの理論は老若男女や社会的立場を問わず通用する示唆に富んでいます。
 今回は『17歳からのドラッカー』(中野明/著、学習研究社/刊)より、特に若者に向けたドラッカーの名言を紹介します。

■科学者に関する分析の多くが(中略)科学的な業績は、研究における能力よりも、機会を追求する勇気によって左右されることを教えてくれている。(『経営者の条件』より)

 この言葉は科学的な研究だけに当てはまるものではありません。仕事で成功を収めようとするならば、勇気をもって機会を追求しなさい、というドラッカーのメッセージです。自分の内面を見つめることも大事には違いありませんが、自分を取り巻く外の世界にも目を向けて機会(チャンス)をつかみましょう。

■何事かを成し遂げられるのは、強みによってである。弱みによって何かを行うことはできない。もちろん、できないことによって何かを行うことなど、とうていできない。(『明日を支配するもの』より)

 若いうちは特に、自分の弱点にばかり目が行き、それを克服したいと躍起になってしまうものです。しかし、人よりも大きな成果を残したいのなら、弱みよりも強みを利用するべきです。弱点を補強して平均レベルになったとしても、残せる結果は平均レベルなのですから。

■いかに年をとろうとも、けっして諦めずに、目標とビジョンをもって自分の道を歩き続けよう、そしてその間、失敗し続けるにちがいなくとも、完全を求めていこうと決心したのです。(『創生の時』より)

 ドラッカーは学生時代に聴いたヴェルディの『ファルスタッフ』という曲に大変感銘を受けたといいます。しかしヴェルディはこの曲を書いた時、すでに80歳、地位も名誉も手にしていました。この年齢になっても素晴らしい曲を書けるのはなぜなのか?という疑問をドラッカーは持ちます。
 そして、ある書物にて「音楽家としての全人生において、私は常に完全を求めてきた。そしていつも失敗してきた。私には、もう一度挑戦する責任があった」というヴェルディの言葉に出会います。この言葉がのちのドラッカーの生き方を決めたのです。

 いまでこそドラッカーは偉人だと言われていますが、そんな彼も10代後半の頃は自分が何になろうとしているのかさえ分からない状態だったといいます。
 将来に希望が持てない、自分が何をしたいのかわからない、という人はドラッカーに触れることで何か見えるものがあるかもしれません。
(新刊JP編集部/山田洋介)


【関連記事】 元記事はこちら
「こんな学生はいらない!」採用担当者の本音
イマドキの女性はどんなセックスをしているのか?
結婚できない女性・10の法則
合コンで嫌われる“名言”

【新刊JP注目コンテンツ】
ドクター苫米地の人生お悩み相談(音声メッセージも配信しています)
良い家を造るための秘訣をお教えします!