インテルはチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグで、バイエルン・ミュンヘンに0−1と敗れた。だが、レオナルド監督の自信に変わりはない。27日のサンプドリア戦を前にした記者会見で、今がマネジメントにおいて最も難しい時期かと聞かれると、指揮官は次のように語った。

「それは私が就任したときだ。1月の私は環境からチームまで、まだすべてを理解しなければいけない状態だったからね。それからはうまくいった。その功績の大半は選手たちのものだ」

インテルは終了直前、GKジュリオ・セーザルがシュートをセーブした際にこぼれたボールを押し込まれ、ホームで痛い黒星を喫した。試合後は慰めようもない雰囲気に見えたJ・セーザルについて、レオナルド監督はこのように話した。

「J・セーザルにはネガティブなことに反発するやり方がある。すべての責任を負うというのも、また彼のやり方だ。次の日にはすべてを忘れたと思うよ。彼はインテルに対して多くのことをやってきた。あのミスをとがめることはできないはずだ」

CL決勝トーナメント1回戦ファーストレグでは、インテルのほかにミランとローマも敗れている。だが、レオナルド監督は次のように主張している。

「3チームとも勝ち抜けることは可能だと思う。イタリアサッカー危機の話が少し多すぎるんじゃないかな。ファーストレグを見る限り、インテルもミランも、勝っていてもおかしくなかった。ローマだって今の状況が大きく影響し、おかしな結果になったということだと思う」