【シリーズ馬券攻略】素直に外国人騎手から買うべきなのか(2)

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 前回予告した通り、外国人騎手の買い時を分析してみる。では、さっそく…。下の表は昨年(2010年)の外国人騎手の成績である。

外国人騎手の成績(2010年)


 ちなみに、2006〜2010年の5年間における外国人騎手の成績は【11.2 20.6 29.0】。この5年間では、昨年の【13.7 23.6 32.2】がやはり最も良い数字だった。(【】内は左から【勝率 連対率 複勝率】を表わし、以下も同じ)

 この表のデータを基に以下に外国人騎手の傾向をまとめてみた。まあ、調査前からある程度予測できていたところもある。

 まず、距離について。一般的に騎手の腕の差が出やすいと言われている長距離で、当然のように好成績である。ペース配分(位置取り)やコース取り、馬のなだめ方などの騎乗技術が、長距離でより重要になるからと考えられる。

 次に、ローカル開催で成績がいいこと。これは、ローカル開催時は基本的に3場になるので日本人の上位騎手が各場に分散してしまう、というのが大きそう。ローカルの競馬場に多い小回りのコース形態が、彼らにとってはコーナリング技術などで差をつけやすい、ということもあるのかもしれないが…。いや、追える騎手にとっては広くて直線が長いコースの方が有利との見方もできそうで、僕には正直なんとも言えないところ。

 また、右回りの方が明らかにいい。もしかすると、近年短期免許で来日する騎手の多くが欧州出身であり、左回りのスペシャリスト?である米国騎手が少ないことも影響しているかもしれない。(※米国には左回りの競馬場しかない。)

 ちなみに…。米国トップジョッキーの短期免許と言えば、2005年まではその常連だったデザーモ騎手(*注1)。デザーモ騎手の日本での成績(全騎乗数574)を調べてみると、右回りが【21.8 34.6 43.2】で、左回りが【20.6 37.1 52.6】。勝率こそ右回りの方がほんの少し上であるが、連対率、複勝率とも左回りの方が良いという結果であった。

 続いて、上がりの速い芝のレースで異常に成績がいいこと。特筆すべき点ではあるが、これは「外国人騎手が」というよりは、日本人でもリーディング上位の「うまい騎手」に共通する傾向である。いわゆる"ヨーイドンの競馬"では、騎手の仕掛けどころが勝負の大きなカギになるからだろう。極端なスローペースで上がりだけの競馬になることが多い新馬戦でも同様にいい数字が出ている。

 あと、あえてここまで触れなかったが、根本的なところ、芝とダートの数字が微妙に違う(芝の方が少し良績)。頭の片隅くらいには置いておいても良さそうだ。なお、馬場が渋った時(稍重・重・不良)の成績も表には掲載しているが、サンプルが少ないデータ(芝44、ダート143)なので参考程度に。

 以上、ざーっと書いてみた。生涯の乗馬経験が確か一度だけ(それも約10分の引き馬)という馬乗りに関してド素人である自分の分析はいざ知らず、ここで使ったデータ(数字)自体は確かな事実なので、この数字をもとに「外国人騎手はこういう時にいつも以上に"買い"なのね」とか、逆に「こういう時はそれほど"買い"ではないのね」とか考えていただければ…。

 まあ、馬券を当てたいなら、外国人騎手から買うのが得策であることは間違いない。ただ馬券で儲けたいなら、むしろ積極的に外国人騎手を外して買う勇気?も必要だと思っている。特に最近は外国人騎手の好成績がよく話題になっており、ちょっと過剰人気の嫌いもある。たとえ複勝率4割の騎手でも、6割は馬券に絡まないことをお忘れなく…。

 最後に、現在来日中の4名の騎手について、個別に少しだけ書いておく。

(<>内は現在の短期免許の期限)

◆M.デムーロ(伊):<〜2/27>
 特にコース条件などによる得意不得意が無さそうなタイプ。ただ先週もちらっと触れたが、同騎手の成績には年によりムラがある(単にいい騎乗馬が揃ったりそうでなかったりするだけなのかな…)。いずれにしても人気が無い時にこそ買いたい騎手。今週末で一旦免許が切れてしまうが…。

◆クラストゥス(仏):<〜2/28>
 某M騎手に「クソ外人」とブログで書かれてしまった過去がある同騎手。ダートより芝の方が圧倒的に成績が良い。と言うよりダートの勝率2.5%は低すぎだろう。特に短距離のダートではこれまで49戦して1度も勝っていないし。いずれにしても眉毛が特徴的(関係ないか)。

◆ベリー(愛):<〜3/4>
 1番人気の時の複勝率91.7%、この点は信頼できる。責任感の強い男?なのか。ただ、他の3人に比べてイマイチ印象が薄い。「ベリー騎手」でググると、Googleから「もしかして:ペリエ騎手?」と返されてしまう。

◆リスポリ(伊):<〜3/27>
 09年、10年と2年連続で伊リーディング1位の22歳。「(同じくイタリアの)デムーロよりスゲエのか」って思わざるを得ないその肩書と、来日初戦でいきなり勝利し、重賞も既に2勝しているインパクトなどから、今や大人気騎手である。無茶苦茶うまいとは思うが、ちょっと過剰人気とも言え、オッズ的には常においしくない。単勝回収率70%。

【前回(第5回)の勝負レースの結果】

◆2/19 土曜東京3R
 単勝 :1番(700円)→×
 ワイド:流しで200円ずつ、1番から3,5,10,14,15(1,000円)→×
 3連複:1,11-1,11,16-1,3,5,9,10,11,14,15,16(1,900円)→×

◆2/20 日曜東京11R(フェブラリーS)
 ワイド:5-12(1,000円)→○
 3連複:5,12-1,5,12-1,5,6,12,13,15(1,000円)→○
 3連単:5,12→1,5,12→1,5,6,12,13,15(1,600円)→×

 フェブラリーSの結果は12→13→5。結果論だが、この3連単が12,240円もつくなら、予想にひと捻り入れる必要は全くなかった。ちなみに、軸にした5番と12番以外で掲示板に載った3頭はいずれも外国人騎手騎乗馬。それこそ「素直に外国人騎手から買うべき」レースだった。

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 前回投資金額: 7,200円
 前回回収金額: 8,800円
 
 累計投資金額:21,200円
 累計回収金額:68,240円
 トータル収支:47,040円
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【今週の勝負レース】

 「フヂタ式ルール」により、前回は引き分け(△)だったので、今週も同額の7,200円投資の勝負。

◆2/26 土曜中山6R 新馬
 単勝 :11番(600円)
 ワイド:11番から、4,8,9,13に各300円(1,200円)
 3連複:11-3,9-1,2,3,4,5,6,7,8,13 フォーメーション各100円(1,700円)

◆2/26 土曜阪神8R
 馬連 :5番から4,6,9,10に各400円(1,600円)
 3連単:5→4,6,9→4,6,9,10のフォーメーション各100円(900円)

◆2/26 土曜中山10R 上総S
 ワイド:5,12,16のボックスと1-16の計4点を各300円(1,200円)

 新馬の11番ビアトリクスは、血統的に僕が考えるタキオン産駒の当たり配合の要件をだいたい満たしており、大型の割にやや乗り込み不足に思えるが、あえて狙う。なんか今週は細かく買い過ぎ(考えすぎ)だったかも。


(※注1)デザーモ騎手
 古くからの競馬ファンには、93年ジャパンCの"ゴール板を間違えちゃった事件"で、強く印象に残っている同騎手。レディパステルによるオークス制覇も数年前かと思っていたら01年の出来事で、もうあれから10年…。ちなみに、日本での成績は、芝で【24.0 37.9 50.6】、ダートで【16.9 33.5 46.2】。ダート競馬が主流の米国騎手だがやっぱり芝の方がいいのだ。

(マキカツ)

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