インテルとDFアンドレア・ラノッキアは、ホッとひと安心といったところだろう。23日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグで負傷したラノッキアは、重傷ではなかったようだ。

バイエルン・ミュンヘンとの一戦に出場したラノッキアは、後半にひざを痛めて担架でピッチを後にした。24日に検査を受けたところ、左ひざ内側じん帯の後遺症によるトラブルと判明している。離脱期間は、15〜20日となりそうだ。

検査を受ける前、ラノッキアは『スカイ・スポーツ24』に対して、「調子は良いよ。ケガ? 去年(じん帯を負傷したとき)ほど悪くはないね」と話していたが、周囲はもっと長期の離脱を覚悟していた。ラノッキアにとっては、グッドニュースと言えるだろう。

そうなれば、ラノッキアはバイエルンとのセカンドレグに間に合うかもしれない。FWディエゴ・ミリートにとっても、この試合でのプレーが一つの目標となる。しかし、プリンチペ(ミリートの愛称)にも、多少の疑問は残っている。とにかく確かなのは、2人が27日にジェノヴァで行われるサンプドリア戦に間に合わないということだ。レオナルド監督がこの一戦で起用できないのは、上記の2人だけではない。DFマイコンが出場停止で、右足首に問題を抱えているDFイバン・コルドバの状態も微妙だ。MFチアゴ・モッタもでん部の筋肉を痛めている。

インテルのマッシモ・モラッティ会長は24日、前日の敗戦についてコメントした。

「いやな気分だ。しかし、それは結果についてだね。チームは戦っていたよ。ゴールについては運がなかった。レオナルドの選択をすべて分かち合っている。我々にはセンターフォワードが欠けている。日曜日の試合では(CL出場資格がないFWジャンパオロ・)パッツィーニがいてよかった。J・セーザルをとがめることはできない。彼はこれまでに何度も、チームを救ってきたのだからね」