『冷たい熱帯魚』で話題の梶原ひかり「皆さんに丸裸にされたおかげです」

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正月映画として公開され、日本中の映画ファンの鼻ヅラを引きずり回している『冷たい熱帯魚』。狂気と破滅の世界に染まっていく主人公の一人娘・美津子を演じた梶原ひかりの素顔は、劇中での反抗期真っ只中のグレ娘像とは正反対の快活女子で、夢はアメリカでマイリー・サイラスのようなセレブ生活を送ることだと規格外のマイドリームを教えてくれた。

 梶原が出演した『冷たい熱帯魚』は、日本映画史上に残るだろう殺人鬼・村田を演じたでんでんの怪演も話題の的だが、その狂気と恐怖が支配する猛毒ワールド誕生のキッカケを作ったのが、他ならぬ梶原が演じた美津子だったのだ!
「お父さんの社本と村田を惹き合わせたのは、わたしが演じた美津子なんですよ。美津子が万引きをしなければお父さんは村田と会わなかったし、村田と会わなければあんなヒドイ目にも遭わなかった。社本家はガタガタな家族だったけれど、安全には暮らせていたはずなんです」と美津子が担った悪魔のキューピットぶりを説明した梶原。「愛子さん、妙子さんもビッチですが、最終的に美津子ちゃんが一番ヒドイ女性かも〜(笑)。今思えば全部美津子ちゃんが悪くて、隠れモンスターかもしれないですよね!」と美津子像を振り返ってくれたが、実はその答え、映画の最後の最後にひとつのヒントとして提示される構成になっている。
そして、そのラストシーンの撮影は、梶原を不安のドン底に陥れたのだ。「プロデューサーさんから『この映画、お前次第だから』と言われてしまいまして(笑)。ほかの皆さんも同じように言われていたかと思いますが、ベテランになると気にもとめなそうじゃないですか。わたしは当時16歳だったので、怖くなってまずお母さんに電話しました(笑)。映画を任されちゃったと、真に受けちゃったんです。これはすごい現場に足を踏み入れたなあと、引き返せない気分を勝手に味わってしまいましたね(笑)」と今では笑い話の、追い込まれた心境を明かした。

 しかし、その荒療治の効果か、プライベートの自分にも変化が出たと梶原は続けた。「すごくタフになったんですよ。細かいことを全然気にしなくなったし、この作品を通して悪い子でいい――とは言いませんけれど(笑)、いい人ぶらないでいい、きれいごとはなしにしようと思えたんです」と一皮むけた自信の表情を浮かべた。「発言や性格まで変わってしまって、皆さんに丸裸にされたおかげです(笑)。心からスッキリできたので、今は毎日が楽しい。もっと前に出て行こうと思って活発になりました。“ちゃんと伝える”ためには前に出て行かないと、です!」と園監督の作品に引っかけてコメントするなど余裕の貫録だ。

 前進あるのみと高らかに宣言した梶原だが、実は思い描いている目標もデカい! 「ハリウッドセレブが大好きで、iPodには洋楽しか入っていない」ほど、海外へのあこがれが強いのだ。「見るサイトも外国のモノばかりで、とにかく外人が大好き(笑)。ハリウッドスターにあこがれているので、今回ベネチアに行かれた皆さんがうらやましかったです」という梶原のあこがれのセレブを聞いてみると、「『セックス・アンド・ザ・シティ』のサラ・ジェシカ・パーカーや、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ、それから『トワイライト』シリーズのヴァンパイア、ロバート・パティンソンのファンです。同い年ぐらいのティーンアイドルも大好きで、『ハイスクール・ミュージカル』のザック・エフロンや、『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』の主演で有名なマイリー・サイラスという同い年の女の子がいるのですが、日本が嫌いみたいなので、なかなか来日してくれないんですよ〜。だから、自分から行こうかなと思っています(笑)」と次から次へと有名人の名前が飛び出した! これは“目指せ! 日本のマイリー・サイラスか〜?”とトボけた質問を振ってみたものの、「あれほどポップな曲は歌えないです(笑)」と軽く一蹴! 「でも、目が青いってステキなことですし、本当に海外の文化に触れてみたいんです。アメリカに行ったら帰って来ないと思います。それぐらい外人が好きなんです。ホットドッグガールで全然いいので、海外でも活躍したいです!」と梶原の夢は壮大で情熱に満ちていた。

 最後に自身のステップアップにもなった『冷たい熱帯魚』のアピールをしてもらうと、「『冷たい熱帯魚』って、観ると意外にスカッとするじゃないですか。そういうのが好きなんです。わたしが洋楽好きな理由も歌詞が攻撃的なところとか、モヤモヤした感じが残らないところが大好きなんです。突き抜けた感じが共通していますよね。賛否両論わかれるとは思いますが、わたしは大好きです!」と梶原なりの感じ方で『冷たい熱帯魚』を猛プッシュ!
その一方で、「でも、『冷たい熱帯魚』って、どんな年齢層にも刺さると思うんですよ。わたしはスカっとしましたし、観ながら初めての気持ちも生まれていました。明日からもっとちゃんとしよう、ちゃんと生きようと思える、自分の中で消化される映画だったんですよね。いろいろな目線があると思いますが、とにかく観てほしいです!」と熱い想いを語ってくれた梶原。確かに徹底的に破滅を描いているのに、上映後に晴れやかな気持ちになるという感想は実際に届いている。梶原も、「意外にスカッとする!」と表現していた『冷たい熱帯魚』を観て、梶原の健闘と意外な鑑賞効果を全身で受け止めてほしい。

梶原ひかりが活躍する映画『冷たい熱帯魚』は、全国大ヒット公開中だぞ!

梶原ひかりさん
梶原ひかりさん

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