オーストラリアはシドニーのエイサー・アリーナで、27日(日・現地時間)に行われるUFC127 「Penn vs Fitch」。グローバル・スタンダードとして定着し、米国勢中心の国際戦にファンも熱狂できる状況を創り上げたUFCだが、それでもご当地ファイターの存在は特別だ。12試合ラインナップされた今大会には、5人のOZファイターが出場する。

ソティロパロスは1998年に豪州ブラジリアン柔術界のパイオニアの一人、マチャド柔術系ジョン・ウィルに師事し、03年にはADCCサブミッションレスリング世界選手権オセアニア代表にも選出されている。

翌年よりMMAに進出し、クィーンズランド州で定期開催されていたウォリアーズ・レルムを主戦場とし、奇しくも同大会に出場するカイル・ノークと1勝1敗というライバル関係にあった。

その後、ソティロパロスが日本に滞在し、柔術やサブミッション、そして総合格闘技の大会に出場していたことは周知の事実だろう。プロ修斗公式戦で、蹴りが急所に当たり反則負けになったとはいえ、あの青木真也に必死に食らいついていった姿勢は大いに評価された。

日本マット界から姿を消した彼は、韓国のスプリットMCを経て、TUFシーズン6出場。以来、UFC公式戦で7連勝を飾っている。日本で活動していた当時は、完全なグラップリング系ファイターだったが、UFCで戦績を積むうちに打撃もみるみる向上し、左ストレートの伸びで、より一層、その強味だった組み技が生きるようになっている。

昨年の豪州大会で、ジョー・スティーブンソンを圧倒し、完全にライト級トップグループ入りを果たしたソティロポロスは、その後もジョー・ローゾン&カート・ペリグリーノに勝利するなど、安定した力を発揮している。

今回の対戦相手デニス・シバーは、ロシア系ドイツ人。打撃の迫力は相当なモノがあるが、ソティロパロスが過去3戦で下した相手と比較すると、格下のファイターであることは間違いない。ともあれ、勝負に絶対はないが、母国で綺麗に勝利を挙げ、タイトル挑戦を堂々とアピールしたいソティロパロスだ。