23日、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のインテル対バイエルン・ミュンヘンがジュゼッペ・メアッツァで行われた。

前回大会の決勝と同じ顔合わせとなった試合は、前半、互いにチャンスを作る濃密な展開となる。インテルはスナイデルとエトーを中心に攻め、バイエルンは右サイドに張ったロッベンが何度もインテル守備陣を切り裂いた。
0−0で迎えた後半はバイエルンが主導権を握り、やはりロッベンがインテルにとって脅威であり続ける。アウェイにもかかわらず果敢に攻めてくる姿勢に、守勢にまわらざるをえなかったインテルも、カウンターから決定機を得たが、ゴールを割るには至らない。

そしてロスタイム、ロッベンが右サイドから中央にドリブルで切れ込んでシュート、GKジュリオ・セザールがはじいたボールをマリオ・ゴメスが押し込み、バイエルンが土壇場でゴールネットを揺らした。

試合はこのまま終わり、1−0でバイエルンが勝利。貴重なアウェイゴールを持ってミュンヘンでの第2戦を迎える。

なお、インテルの長友佑都はベンチ入りしたものの出場機会はなかった。左サイドバックは出場停止明けのキヴが務めた。まさにキレキレといった状態のロッベンと長友のマッチアップに興味がそそられるが、それは次戦に持ち越しとなった。