日本生産性本部が実施した「コア人材としての女性社員育成に関する調査」によると、新しい人材の採用が女性社員の活躍を推進していることが分かった。

 女性社員の活躍を推進する上で効果があった施策を聞いたところ、「非正社員から正社員への転換」(56.8%、新規設問)、「女性社員の中途採用(管理職以外)」(50.5%、昨年38.0%)、「女性の少ない職種に積極的採用」(47.2%、同30.8%)など、採用に関係する項目が急増しており、新しい人材を積極的に受け入れることによって、社員の意識や職場の風土に影響を与えていることがうかがえる。

 役職別の女性比率を見ると、役員2.6%、部長2.8%、課長5.8%で、3年前と比較して課長以上の女性が増加している企業は56%となっている。

 3年以内に課長になる可能性のある職位に占める女性割合は11.5%で、昨年より1.3ポイント上昇していることから、女性管理職は増加傾向にあるようだ。

 課長職以上に成長していくために女性社員に高めてほしい能力は、「リーダーシップ力・指導力」(68.0%)、「目標を設定し実現する行動力・変革力」(54.8%)が強く求められており、「組織マネジメントに関する知識」(49.3%)、「内部及び外部に対する交渉力」(48.9%)と続いている。

 同調査は、上場・非上場企業3000社を対象に2010年9月〜10月にアンケートを実施し、224社から回答を得た。

人材不足に中途採用で対応、人材不足の企業が4割を超える
女性管理職の割合 大企業では管理職全体の1割にも満たず

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