ミランは20日のセリエA第26節でキエーヴォと対戦する。マッシミリアーノ・アッレグリ監督は前日会見で、スタメンのうち5人を予告した。GKクリスティアン・アッビアーティ、DFチアゴ・シウバ、DFアレッサンドロ・ネスタ、MFマルク・ファン・ボメル、そしてFWズラタン・イブラヒモビッチの5選手だ。

ミランはライバルのインテルに勝ち点5差へと迫られている。だが、アッレグリ監督にとって問題ではないようで、「現時点で最初に我々を追っているのは、(2位の)ナポリじゃなかったかな。とにかく、インテルがひどかった序盤を乗り越え、挽回してくるのは普通のことだ」と語った。

一方、対戦相手のキエーヴォについて、アッレグリ監督は「若いチームで、テクニックがある。特にビッグクラブ相手だと、そのクオリティーを発揮するね。とてもスピーディーなプレーができる。だが結局のところ、試合はすべて難しいものなんだよ」と話している。

チャンピオンズリーグ(CL)のトッテナム戦では、MFジェンナーロ・ガットゥーゾが相手のアシスタントコーチ、ジョー・ジョーダン氏と試合後にいさかいを起こして問題となった。だが、アッレグリ監督はガットゥーゾに対する見方は変わっていないと強調している。

「何よりまず、ラウンドを突破できるかどうかはまだ決まっていないことだ。それからリーノに関しても、私の考えは変わっていない。彼は間違った。そして責任を負い、全員に謝罪した。ピッチでは決して後に引かない選手なんだ。トッテナム戦だって、ひざを12針も縫うケガを負っていたんだよ。まだ分かっていない人間がいるのなら、彼がどんな選手で、どんな男なのか、分からせるのが正しいことだ」

今年はオーナーのシルヴィオ・ベルルスコーニ氏がミランのトップに立って25周年となる。CL優勝が価値ある目標であることに変わりはないだろう。

「彼を満足させられるように、我々はできるだけのことをする。昨日連絡したが、励ましてくれたよ。ここにいることで、私はすでに幸運だ。私が優秀で、さらに幸運を手にした場合、サイクルを築くために長くここに残れれば最高だね。ただ、今のチームを考えれば、何かに勝ち始めることが重要だ」