八百長問題に揺れる大相撲界。これまで4人の力士の八百長が認定され、疑惑力士が調査されるなど解決の見通しは立っていない。連日、100人近くのマスコミが両国国技館に集結。テレビ各局は中継車を出すなど、取材合戦に躍起だ。

「相撲担当記者だけでは足りないから、アマチュア担当の記者からゴルフやボクシング記者、ある一般紙からはプロ野球の担当記者まで動員をかけています。と言っても、普段取材していないので、親方の顔と名前が一致しなかったり、相撲のシステムをよく分かっていなかったりで、関係者の囲み取材では意味不明な質問まで飛び交ってます(笑)」(スポーツ紙記者)

 理事会関係者、特別調査委員会関係者が出てくるたびに記者が大勢ぶら下がり、その後、聞こえなかった記者のために「読み合わせ」を行う光景があちこちに見受けられるという。各部屋でも力士の出入りを記者たちが待ち構えているため、ついに放駒理事長は「自分の会社名を言わないでマイクを突きつける奴はいるわ、道路にも飛び出してきて危ない奴はいるわ、考えて取材してよ」と異例の注文まで出したほどだ。
 そんな「熱心な記者たち」だが、角界関係者からは「どうせ相手が記者クラブの連中なんだから、追及できるはずないだろう」と挑発する声が上がっている。

「記者クラブの連中見てよ。ずっと相撲を取材してきたやつばっかり。これまで問題を放置してきた連中が、今さら何ができるっていうの?」

 同関係者が指摘するのは、それだけが理由ではない。これまで協会と記者クラブがズブズブの馴れ合い体質だったことを指摘するのだ。

「だって、毎年一緒に旅行までしてたんだから。それで親方衆と飲み食いするわけ。一連の不祥事で4年間中止になったんだけど、『今年は行こう』となったところに今回の八百長問題だからね。協会側から自粛を記者クラブに申請したところ、記者クラブの連中だけで行こうとしていた。クラブ内で参加者を募っていたよ。結局、八百長問題が長引いて中止になったみたいだけど、それで問題を糾弾してるんだから、笑わせる」

 今回の八百長問題をスクープしたのは毎日新聞だが、スポーツ部ではなく、政治部発だったと噂されている。要は混乱の続く民主党から世間の関心をそらすためという可能性を指摘する声が多いが、いずれにせよ、相撲担当ではないところが問題の根深さを感じずにはいられない。相撲協会と記者クラブの「談合解決」なんてことにならなければいいが......。



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