今までにない「開発型アートフェア」TOKYO FRONTLINE

アートフェアといえばブース売りという形が多い中、2月17日（木）〜20日（日）、秋葉原のアートセンター3331 Arts Chiyodaで開催中の新アートフェアTOKYO FRONTLINEは一味違う。アートブックの編集などで知られる後藤繁雄氏がオーガナイザー/ディレクターを勤めるこのフェアはさまざまな企業と掛け合わせるコラボをミッションのコアに、「開発型アートフェア」と銘打ち、若手アーティスト38名を選抜したショーケース「FRONTLINE」、日本とアジアに拠点を置く21のエキシビターによる「GYM」、国内外の最前線で活躍するジャンルを超えた17の企業・団体による「EXCHANGE」の3セクションからなっている。

廃校を改修した3331 Arts Chiyodaの旧校舎内、体育館、地下まで丸ごと使うだけでなく、外に出てのまちあるきツアーも開催。体育館「GYM」では東恩納裕一の大型作品も吊り下げられ、会場の仕掛も盛りだくさん。カフェではTOKYO FRONTLINEオリジナルメニュー、そして料理ユニット「南風食堂」と秋田清酒が組んだフードコート「水と酒」もチェックしたい。



VIProomは秋葉原「ディアステージ」を運営するモエ・ジャパン代表もふくちゃんとPerfume東京ドーム公演でのパフォーマンスも記憶に新しいメディアアートの奇才 真鍋大度、石橋素がコラボし、テクノでメイドなすごい部屋になっている。
そのほかにも篠山紀信氏、ホンマタカシ氏が審査員を務める「PHOTO AWARD 2011」、美術家の名和晃平氏や森本千絵などのゲストスピーカーを招いたトークショーも開催されるなど、見所盛りだくさんの4日間。形式はともかく、アートの面白さを深め拡げる祭典に、ぜひ足を運んでみて。

■TOKYO FRONTLINE
開催日時：2011年2月17日（木）〜2月20日（日）11時より20時まで（最終日は17時まで）
会場：3331 Arts Chiyoda 1F全フロア＋2F 3331 Hall
　東京都千代田区外神田6-11-14
入場料：1日パス500円、フリーパス（全日程）1800円
twitter http://twitter.com/TF2011