イタリアの各チームはこれまで、セビージャFWルイス・ファビアーノの獲得を目指したが、常に実現できていなかった。だが今回、同選手の発言にエネルギーをもらえるかもしれない。

ポルトとのヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグという難しい試合を前に、L・ファビアーノは「セビージャでの僕のサイクルは終わったと考えている。新しい経験がしたい」と語ったのだ。これまで、イタリアではローマ、ユヴェントス、ミランが同選手を長く追ってきた。L・ファビアーノは6月にマーケットに出ることとなる。

また、ビジャレアルFWニウマールも、『ガゼッタ』の付録『エクストラタイム』のインタビューで、ビジャレアルが「ジャンプ台」だと認めている。同選手は「クラブもそれは知っている。ここではうまくいっているけど、より大きなクラブからオファーが来れば、僕は行くよ」と話した。

一方、レアル・マドリーDFペペは、「残留するために全力を尽くす」とコメントしている。だが、契約延長交渉は行き詰っている状態だ。レアルは350万ユーロ(約4億円)の年俸を提示しているが、ペペは少なくともその100万ユーロ(約1億1000万円)多くを望んでいる。

そしてレアルは、すでに代役にも目を向けており、ユヴェントスDFジョルジョ・キエッリーニへの関心や、インテルDFマイコンとFWカリム・ベンゼマのトレードといった話も浮上している。この場合、セルヒオ・ラモスが右サイドから守備陣中央へポジションを移すそうだ。

またレアルは、アーセナルMFセスク・ファブレガスに対する高額オファーの報道を正式に否定している。スペイン『マルカ』は、レアルが6500万ユーロ(約73億7000万円)のオファーを提示したと報じていた。

いずれにしても、古巣バルセロナも願うセスクの獲得に、レアルはまだ関心を抱いている。一方で、夏の目玉の一人であるトッテナムMFガレス・ベイルへの関心については、まだ様子を見なければならない。