書店員が選ぶ『気になる異性に贈る本』(3)
 世の中にはあんな本やこんな本、いろんな本がある。そのテーマも十人十色。「感動したい本が読みたい!」「思いっきり怖い本を味わいたい」と思っても、 どんな本を選べばいいのか分からない! とお悩みの方も多いはずでは?
 そんなときにあなたの味方になるのが書店員さんたちだ。本のソムリエ、コンシェルジュとしてあなたを本の世界に誘ってくれる書店員さんたち。
 そんな彼らに、テーマごとにお勧めしたい本を3冊答えてもらうのが毎週水曜日に配信する、この「わたしの3冊」だ。【「わたしの3冊」バックナンバーはこちらから】

 2011年2月のテーマは『バレンタインの季節に、気になる異性にプレゼントしたい3 冊 』! バレンタインはもう過ぎ去ってしまったが、書店員のみなさんがもし異性にプレゼントするとしたら、どんな本を贈りたいと思っているのだろうか? 今回は吉祥寺の名物書店、BOOKSルーエの3Fコミックフロア担当・山口斐子さんに3冊のマンガを選んで頂いた。


◆『銀と金』

著者:福本伸行
出版社:双葉社
定価(税込み):540円(第1巻)

まずは福本伸行先生の『銀と金』です。主人公で、裏社会のフィクサーである銀さん(平井銀二)が渋くてたまらなくかっこいいんです。この作品には銀さんともう1人主人公がいて、森田という若い男性が出てくるのですが、銀さんと比較すると、その森田が女性に見えてくるんですよ。それだけ銀さんの男としての格好良さが出ている作品だと思います。
『銀と金』は福本先生の作品の中では個人的に最も面白いと思います。もともと福本作品は男気溢れるキャラクターが多いのですが、特に銀さんはその中でも一番格好良い。だから、“こんな男になってください”という意味で贈りたいですね(笑)。


◆『羣青』

著者:中村珍
出版社:小学館
定価(税込み):880円(上巻)

中村珍さんは若手の女性の漫画家さんなのですが、この『羣青』という漫画はとにかく激しいんですよ。
2人の女性が主人公なのですが、男性からは普段見えないような女性ならでの部分が曝け出されています。本当に「激しい!」の一言ですね。だから、この本を男性に薦めてみて、どういう反応が返ってくるかがすごく気になります。これを受け入れられる男性って凄いと思いますよ。ちょっと実験してみたいですね。


◆『ちょこらん』

著者:にしがきひろゆき
出版社:小学館
定価(税込み):630円(第1巻)

これを読むと、草食系と言われている男性の皆さんはかなりヒヤヒヤするのではないかと思います(笑)。
ちょっとませた小学生1年生の男の子(たかはしたかし)が、同級生の女の子(あやちゃん)にひたすらイジメられるという話なんですが、本当にちょっと可哀相です。一生懸命あやちゃんの似顔絵を描くんですが、全然上手く描けなくて、最終的にひどいことになってしまったりして…。彼女の尻に敷かれている男の子はこの作品を読むと「自分の彼女はまだ優しいかな」と思うかも知れません。


【選者プロフィール】
昭和11年創業以来、吉祥寺の街と共に歩んできた「ルーエ」。吉祥寺の名物書店として有名です。書棚を見るとバラエティ豊かな書籍が並んでおり、立ち寄って眺めるだけでも楽しい書店です。今回3冊を選んで頂いたのは3Fコミックフロア担当の山口さんです。

◇   ◇   ◇

【今回の書店】
■ブックス ルーエ

住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-14-3
TEL:0422-22-5677

■アクセス
吉祥寺駅中央口から徒歩2分(中央口正面のサンロード商店街を直進、進行方向右手)

■営業時間
AM9:00〜PM10:30

■ウェブサイト
http://www.books-ruhe.co.jp/index.htm


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