「ゆとり世代」の就活で必要なモノ

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 今年もあと2カ月ほどで、各企業が新入社員を迎える時期がやってくる。
 2011年入社の新卒社員も、いわゆる「ゆとり世代」だが、既に語られている通り「ゆとり世代」は学力の低さ、基礎知識の乏しさ、個性尊重の行きすぎによるわがままさなどから、その扱いにくさが指摘されている。
 しかし、『若者のトリセツ』(生産性出版/刊)の著者で法政大学大学院の講師を務める岩間夏樹氏は、「ゆとり世代」の学生について「私の周囲の大学の教員の間ではさほど悪い印象をもたれているわけではない」として、「臆せず自分の意見を述べられること」「外国語の会話を苦にしないこと」「自分なりの関心領域を持っていること」など、彼らのプラスの特性について触れている。
 つまり「ゆとり世代」はそれ以前の世代と比べて人間的に劣っているわけではなく、特性が異なっていると考える方が自然だろう。

■企業の採用基準は変化ナシ?
 では、企業側はどのような観点から「ゆとり世代」の学生を採用するかを判断しているのだろうか。
 本書に掲載されているアンケートを見ると、
・「教育や指導を受け入れる謙虚さ」(食品メーカー)
・「フットワークが軽いタイプと、じっくり考えるタイプ。前者は多数、後者は少数でいい」(商社)
・「上司とのコミュニケーションがうまくできるか」(証券)
・「明るく、前向きな雰囲気。実態はともかくそのようにふるまえるスキル」(ソフトウェアメーカー)
・「将来に向けての明確なビジョン」(小売業・サービス業)


 この他にも数多くの意見が掲載されていたが、これらの採用の基準は、ある程度時流に沿って変化し続けてはいるものの、結局はこれまでの世代を採用する際の基準と大きく変わっていない印象を受ける。

 「ゆとり世代」の特質や性格がそれ以前の世代と大なり小なり異なるとしても、企業側はこれまでの世代と同じような人材を求めている。そこでは、「自分たちの世代は国が施した教育によって前の世代とは異なった特性を身につけているから…」という言い訳は全く通用しない。特に現在は「買手市場」の性格の強い時期、学生は社会で通用するスキルを磨くとともに、「これまでの日本で好感を持たれてきたタイプの人間」のフリをすることも必要なのかもしれない。
(新刊JP編集部/山田洋介)


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