「くまのがっこう」の相原博之インタビュー「二番煎じではないオンリーワンの世界観を目指します」

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2002年に第1作が発売されて以降圧倒的な支持を得てシリーズ化、現在累計170万部を突破するという大人気絵本「くまのがっこう」の原作者で、同作にまつわるすべてのプロジェクトを統括する株式会社キャラ研代表取締役の相原博之氏が、絵本ビジネスの成功戦略や、来たる「くまのがっこう」10周年に向けての大規模コラボ&イベントの予定を語った。

昨年末、初の劇場版アニメーションが公開されたことも記憶に新しい同作は、女の子のこぐまジャッキーを中心に、山の上にある学校の寄宿舎で暮らす12匹のくまたちのおりなす日常の物語で、今やAKB48のメンバーやよしもとばなななど各界の著名人の間にも熱烈なファンがいる。相原氏は出版社に持ち込み、第1作を出した当時を、「今思い出してもひやひやします(笑)」と振り返るが、グッズ展開もほぼ同時にスタートさせるなど、海外の古典的な名作が絵本の市場を占める世界で、初期の段階から異色の広がりを見せた。「生協などで手に取った方の口コミで人気に火が点いて、第2作目が大ヒットしました。とはいえ、一般的な認知度が高まったのはここ2〜3年ぐらいで、それまでは知る人ぞ知るレベルでした。昨年の映画の反響があまりにもすごかったので、絵本の世界の狭さを痛感しましたね」。

「ビジネス的な観点で見て、絵本市場は注目すべきものがありました」
 「ビジネス的な観点で見て、絵本市場は注目すべきものがありました」という相原氏には、当初から戦略的なプランがあった。「実は可能性はありましたが、絵本は絵本作家のものと考える出版社にしてみればグッズなどの商品化などはノーでした。ただ一方で、子を持つお母さんたちは海外の絵本に飛びついて、実際はグッズへのニーズも高かったわけです。そこで、絵本作家であり、父親でもある、両者の間にいる僕みたい人間なら、面白いことができると思いましたね」。以後、絵本の創作と並行してグッズを作り、イベントを仕掛け、パンを作るワークショップを開くなど、およそ「絵本業界では、あり得ないことをやっていました(笑)」。しかし、相原氏を動かした理由はビジネスよりも、子を持つ親としての想いだ。「親として子どものためにあればいいなあと思うことを形にしたかったんです」。

 昨年は映画だけでなく、ヨーロッパでのマーチャンダイジングが本格始動、コンサートやミュージカルを成功させ、今月16日にはコラボカフェが渋谷のLUMINE MAN SHIBUYA1F カフェマンドゥーカに開店する。「もともと食が重要なテーマ。飲食との親和性が高いので、大人も楽しめる企画を考えたいですね」と抱負を語った相原氏。来る2012年には10周年を迎え、一大イベントも計画しているところだ。「詳細は内緒ですが(笑)、二番煎じではない、オンリーワンの世界観を目指します」。

ジャッキーカフェ 開催決定!
日程: 2月16日(水)〜2月27日(日) ※期間限定
場所: LUMINE MAN SHIBUYA1F カフェマンドゥーカ (渋谷区神南1‐22-11LUMINE MAN SHIBUYA1F)
営業時間: 全日 11:00〜24:00 ※年中無休
ジャッキーカフェブログ:http://jackie-kumanogakkou.cocolog-nifty.com/


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