ヒャダインが! DECO*27が! TOKYO FM『シナプス』のニコニコ動画特集へ突撃取材!

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2月9日、やまだひさし氏がパーソナリティを勤めるTOKYO FMのラジオ番組『シナプス』にて『ニコニコ動画』特集が行われた。 本放送では3時間の全てを『ニコニコ動画』について扱い、更に多くのゲストも登場。 放送は注目を集め、『Twitter』では番組名である『シナプス』がホットワードランキングで1位になるなど大きな反響を呼んだ。 今回は『シナプス』の『ニコニコ動画』特集に出演したゲスト陣、更にやまだひさし氏へのインタビューを行い、各々の関わりや、今回の試みの真相を探ってみた。

当日の『シナプス』は3部構成となっており、第1部では「"ニコニコ動画"ってなに?」というところからスタート。 ここで登場したのがドワンゴの阿部大護氏だ。 ここで簡単に『ニコニコ動画』の楽しみ方や、話題となっている楽曲などが紹介された。

ドワンゴ 阿部大護氏
・阿部大護氏インタビュー
−出演されてみて、いかがでしたか?
阿部氏:ラジオへの出演は初めてのことでしたがテンポ感が凄いですね。 『ニコニコ動画』にも、やまだひさしさんがパーソナリティを勤める『ニコラジ』という番組がありますが、それとも少し違います。 ネットでの放送は延長もし易く、出演者側にも制作側にも(ラジオと比較して)若干、心の余裕があると思うのですが、ラジオはナマモノである感じが強いですね。テンポも1つのコンテンツだと思いました。

−『ニコニコ動画』では現在、『ニコニコ大会議』などライブイベントも盛んですが、それについてお聞かせ下さい。
阿部氏:2月5日まで『ニコニコ大会議ツアー』と銘打った、『ニコニコ動画』で活躍するアーティストを集めたイベントが開催されていました。 入社してから『ニコニコ大会議』に関わりましたが、現状は途中経過であってまだ完成も満足もしていません。 自分自身、古くからの『ニコ動』ヘビーユーザーで、まだドワンゴに入社する以前から『ニコニコ大会議』には一般客として参加していました。 その良さも知っているので原点回帰の思いも持ちつつ、『ニコニコ動画』にある様々なカテゴリーを組み込んだ『ニコ動』全体の宴にしたいと思っています。

更に2部では、お笑い芸人であり『ニコニコ動画』でも"前説芸人"として活躍中の爆笑コメディアンズのお2人、更に柴咲コウさんへの楽曲提供で話題となったアーティスト、DECO*27(デコ・ニーナ)氏が出演。それぞれの立ち位置から『ニコニコ動画』の魅力が語られた。

爆笑コメディアンズさん
・爆笑コメディアンズインタビュー
−『シナプス』へ出演された感想を教えて下さい。
爆笑コメディアンズ:普段は『ニコラジ』にて、やまだひさしさんともお話をさせて頂いているのですが、『シナプス』のやまださんはまた違ったギアが入っていて凄かったです。 僕らはまだ劇場でやっているだけなので、こういったラジオへの出演は初めて。 そういう意味で無名な僕らが『シナプス』に出られるきっかけにもなった『ニコニコ動画』は、面白い入り口だなと思いました。 ただ出演中は一生懸命、表情をつくっちゃいましたけど良く考えたら顔は撮られてねぇなと(笑)。

−『ニコニコ動画』についてはいかがですか?
昔からユーザーとして楽しんでいた場所ではあったのですが、一般の方が楽しむ場で自分たちのような芸人が混ざることに躊躇(ちゅうちょ)していました。 公式で枠が出来たことが嬉しかったですね。

爆笑コメディアンズさんは、定期的に『ニコラジ』や、渋谷にある吉本∞ホールに出演中。 また3月18日〜27日に行われる『第3回沖縄国際映画祭』は、吉本興業の芸人さんも多数参加し要チェックだ。

DECO*27(デコニーナ)さん
・DECO*27氏インタビュー
−『シナプス』出演の感想などをお聞かせ下さい。
DECO*27:ラジオに出演したのは初めてでしたが、以前にもやまだひさしさんと違う番組でご一緒したことがあったので、今回『シナプス』にも出演できてとても楽しかったです。

−緊張などはありましたか?
DECO*27:緊張はしませんでした。出演中は『ニコニコ動画』で動画に流れるコメントのように、応援してくださるリスナーさんの反応が感じられました。

−DECO*27さんにとって『ニコニコ動画』とは?
DECO*27:ずっとお世話になっている場所であり、僕の表現が始まった場所でもあり、ホームグラウンドだと思っています。 ですので、これからも作品の発表を続けて行きたいですね。

DECO*27氏は昨年12月15日にセカンドアルバム『愛迷(あいまい)エレジー』をリリース。また2月9日にはDECO*27氏が作曲を担当した柴咲コウさんのニュー・シングル『無形スピリット』も発売。 本作品に関してはDECO*27さんから「僕の書くメロディーの世界観と、コウさんの書く歌詞の世界観、その二つが出会って完成した作品を是非楽しんでもらえればと思います」というメッセージも頂いた。

そして第3部、ここでは『ニコニコ動画』から生まれたアーティストの先駆けとも言うべき、ヒャダイン(前山田健一)氏が出演。 現在はAKB48、倖田來未、東方神起などに楽曲を提供するなど、精力的な活動を見せている。 更に番組終了後には、やまだひさし氏へのインタビューも行った。

ヒャダインさん
・ヒャダイン氏インタビュー
−番組へ出演した感想をお聞かせ下さい。
ヒャダイン:初めてFM局へ出演したのですが、とても楽しかったです。 何より『ニコニコ動画』の曲がかかり、聞けたことは時代が変わった感じを受けました。 今回は(ラジオとネットの橋渡しをした)やまだひさしさんの力が大きかったとも思いますが『ニコニコ動画』が一般の人達にも普及してきたのかな、と肌で感じられました。

−ラジオの魅力、『ニコニコ動画』の魅力とは何でしょう?
ラジオでは、知らない曲・自主的には聞かないであろう曲にも出会えるチャンスがあり、これは魅力だと思います。 また『ニコニコ動画』の魅力は、商用ではない、クリエイティブな本能に従って作られたものを無料で見られる点があると思います。

−プレイヤーとして『ニコ動』はどう思いますか?
まるで生き物みたいですね。 1か月くらいで形が変わっていくし、運営も変えていく。 歌い手さんがデビューしたり、『ニコニコ大会議』のようなイベントや、ミュージカルが開催されたり、、、僕の範囲以外のカテゴリーも進化しているので、これからどうなるのか、第三者的になってしまうのですが楽しみです。

ヒャダイン氏は3月には前山田名義でアイドルやアニメ関連のCDを4、5枚リリース予定とのこと。 詳細はヒャダイン氏の『Twitter』(http://twitter.com/maeyamada)を要チェックだ。

怒濤の放送もついに終了。ここで最後に、やまだひさし氏に放送を振り返ってのコメントを頂いた。

・やまだひさし氏インタビュー
−この3時間の感想をお願いします。
面白かった。 まずラジオでニコニコ特集をするよ、と月曜の『ニコラジ』で伝えられて、(「シナプス』の本放送のあった)水曜を迎えられる贅沢さね。 メディアが他のメディアで宣伝することはバッティングやら裏番組やらで色々と難しいと思うのですよ。 それをとっぱらえたのは嬉しかった。両方のメディアとも協力的で、そのムーブメントにいられたことも幸せ。 パーソナリティとしてこんな刺激的な3時間を過ごしたのは初めて。

実際に今回特集を組んでみて「はじめてラジオを聞いた」「このためにラジオを買った」なんてのも嬉しかったし「自分の息子のやっていることが、これでやっと分かりました」というメッセージもあった。幅広い層に聞いてもらえたんだけれど、昼のラジオで発言することは、そういった層への波及効果もあるしそこの相乗効果を狙っていたので(この結果には)満足しています。

びっくりしたのは「シナプス」という言葉が『Twitter』のホットワードランキングで1位になったこと。 これは画期的だった。 昼にやっているラジオ番組がホットワードで1位になる確率は今後もそうないと思う。 なので、ネットの力でラジオを後押しして引っ張ってもらえたのかな、またこういった方向にはラジオもまだまだ可能性があるな、と。

僕らも音楽は大好きだし新しいアーティストをドンドン発見していきたい。 もともと当初のラジオはそういう人達の集まりだったと思うんだけどビジネス化が進んだ結果、曲を探さなくなったり、メーカーから提供されたものだけをかけたりとオートメーション化してしまって、今回はそういったものに風穴をあけた気がする。 ラジオはいま一番人気があるもの、ディレクターがかっこいい、感動するという信念のもとにかけている曲、そしてそれに対してリアクションするリスナーっていう付き合いで信頼関係を得ていったものだから、そこに戻れた気がする。

−シナプスさんは挑戦的な番組だなと思っているんですが、これからも仕掛けていきますか?
放送局が許してくれるんであれば(笑)。ラジオは伝統も歴史もあるメディアだから簡単ではないかもしれないけれど、ここまで自由にやらしてもらえたことに感謝しているし、出来れば僕も「今までお昼にこんな番組なかったよね」と言われるものをしていきたいね。

『シナプス』では今後も様々な特集を予定している。 2月14日には「LoveLoveフェイバリット・リサーチ」として日本に存在するさまざまな愛の形を紹介。2月15日は「ゴカン体験2011 テンペストVSダイアログ・イン・ザ・ダーク」として現在開催中の舞台「テンペスト」と、16日から冬バージョンがスタートする真っ暗闇のエンターテイメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」の2作品をゲストを交えて紹介予定だ。

更に2月17日には「3DS降臨 Game World Now&Then」として、2月26日に発売される任天堂3DSの魅力をゲストを迎えて特集する。 番組中では、テレビゲームや携帯ゲームの歴史にも触れ、未来のゲームライフを想像する。また「私のゲーム遍歴」というテーマでリスナーからもメッセージを募集予定だ。 最後に、2月21日(月)〜24日(木)にかけては『ツイッター大特集!』と銘打ち、ツイッターつながりで超大物ゲストが出演予定とのこと、詳細はホームページで要チェックだ。

TOKYO FM『シナプス』
http://www.tfm.co.jp/yamada/


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