訓練を超えて拷問! 韓国軍の悲惨な実態

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北朝鮮と休戦状態にある韓国では、男性に兵役の義務がある。学校に仕事、そして恋愛と楽しい生活を送るはずの20代に、約2年という時間を国へ捧げるのだ。ここ数年、兵役逃れが社会問題になっているが、このほど軍隊の様子を撮影した画像が韓国サイトで出回り、拷問ともとれる現状に波紋を呼んでいる。

韓国では、原則として男子が18歳になると、入隊の適性検査を受ける。同検査によって等級判定が下され、身体異常による完全免除(6級判定)を受けた者以外は、無条件で入隊することになり、約2年間(陸軍と海兵隊:24ヶ月、海軍:26ヶ月、空軍:28ヶ月)を韓国軍兵士として国防に努めることとなる(韓国では現在、良心的兵役拒否は一切認められていない)。

彼らが過ごす軍隊の施設や訓練生活では、厳しい規則はもちろんのこと、体罰やいじめなどが横行しているという。この悪習は、1960年代から続いており深刻な社会問題となっている。特に現代社会では、日本同様いわゆる草食系と呼ばれる男子が増加し、軍生活に適応できない者たちが増えているようだ。何とか兵役を免れるために、人格障害という判定をもらおうと、徴兵検査の問診でわざと意味不明な回答をする者もめずらしくない。また国外へ移住、二重に国籍を取得し兵役年齢になると韓国籍を放棄するという方法をとるほか、政治家の息子や俳優、スポーツ選手などは、金銭により徴兵を回避する者さえいるのである。

そうまでして、韓国男子が避けて通りたいと願う軍生活とは、一体どのようなものなのだろうか? 公開された画像を見れば、その過酷さは一目瞭然。訓練とはいい難い拷問のような仕打ちを受けることも、少なくないようである。両手を後ろに組み、頭を地面につけられたり、場合によっては便器や水中に頭を入れられたりと、まさしく拷問というにふさわしい。日常生活も大変厳しいもので、真冬でも冷水シャワーを浴びたり、真夏に重い荷物を背負って山道を延々と歩き続けたりと、「思い出したくもない… …」という毎日を過ごすようだ。

また調査によると、2009年に軍内で死亡した者は113人で、その内の81人は自殺者というのだ。2005年には、日常的な上官からの言葉の暴力に耐えかねて、手榴弾を投げ爆破。その後、自動小銃を乱射して同僚兵士8人を射殺するという痛ましい事件も起きた。このような現状を重くみた韓国全軍は、国防部からの命令として暴力禁止を掲げた。多少の改善は見られるものの、いまだ根本的な解決には至っていない。

「軍隊にいってこそ、真の男」という考え方は、昔から変わっていない一方で、世界を舞台に活躍するスポーツ選手や芸能人については「長期間軍隊に拘束されることは、マイナス面が大きい」という意見も増えているようだ。今後も兵役の意義は問われ続けるだろう。

screenshot:kr.kpost

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