13日にセリエA第25節が行われ、注目の大一番、ユヴェントス対インテルのイタリアダービーは1−0でホームのユヴェントスが勝利した。インテルは連勝が3でストップし、勝ち点44のまま。ユーヴェは同41とした。

長友佑都がベンチスタートとなったこの試合は、30分、ソーレンセンのクロスに中央でドフリーになっていたマトリがヘディングで合わせ、ユーヴェが先制点を奪う。インテルは前半まったくいいところがなく、放ったシュートはわずか1本にとどまった。
後半に入ってもユーヴェが主導権を握る展開が続く。インテルのレオナルド監督は72分にカンビアッソに代えて長友を投入。長友は左サイドバックのポジションに入り、積極的なオーバーラップでチャンスを作ろうとするが、得点には結びつかない。

88分には、名手エトーが痛恨のシュートミスをしてしまう。右サイドからマイコンが入れたクロスはペナルティエリアを横切り、ファーサイドのエトーのもとへ。GKブッフォンが出ていたため、あとは無人のゴールに流し込むだけだったが、エトーのシュートはまさかのクロスバー。名手エトーにしては極めて珍しいミスだった。

その後も猛攻に打って出たインテルだったが、ユーヴェがこれをうまくいなし、結局そのまま試合終了。インテルにとっては優勝争いをする上で痛い一敗となった。

レオナルド監督は、「ユーヴェはすばらしいゲームをしていた。ウチは前半まったく良くなくて、後半になっていいプレーができるようになったが、ユーヴェのディフェンスも良かった。エトーのシュート? あれは彼のミスではないよ。エトーはうまくプレーしていた。この結果に悲観する必要はない。後半に立て直していいプレーができたことはポジティブに捉えている」と前を向いた。