相撲業界が激震する八百長問題、でも誰が困ってるの?

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(※この画像はサイトのスクリーンショットです)

先週からTVを賑わせている大事件といえば、大相撲の八百長問題だ。春場所の中止だけでなく年内巡業の中止、下手をすれば夏場所まで影響がでかねない大きな問題に発展している。携帯メールに星のやりとりをにおわす内容が残っていたり、否定をしない関係者が出てきたりするなど、まあ間違いなく八百長はあったのだろう。ただし…この八百長、いったい誰が困ったというのだろうか?

そもそもスポーツと八百長の世界は根深いところがある。例えば英国では「ブックメーカー」という合法な胴元が、世の中のあらゆることに倍率を設定し、その会員が賭け事を「ゲーム」として楽しむ文化が定着している。中でもスポーツの勝敗に関しての賭けが最も盛り上がるのは想像に難くないだろう。もちろん大相撲もその対象となる。しかしながらご存じの通り、日本国内ではこうした賭け事は違法であり、厳しく取り締まられている。つまり、日本国内にこの八百長によって困る人はいないはずなのである。むしろ、春場所および巡業中止などという業界はじまって以来の判断をした方がよっぽど迷惑なはずだ。

考えてもみればいい。毎年必ず行われる大相撲の場所・巡業には、特にいま日本でもお金を持っている世代が大きな関心を寄せ、実際に大きな経済効果を地域に対して与えている。長年続く伝統的な興業でもあるので、大相撲のためだけに仕事をして生きている人も大勢いることだろう。平たくいえば、大相撲はそういった周囲の人たちを食いっぱぐれさせないために行われているという側面もあるはずなのだ。聞けば損失は数十億円にも上るというではないか。もしこの中止が続くようなら、大相撲関連を飯のタネにする業者が次々に廃業をしてもおかしくない。なんせ、突如プロジェクトが消えてしまったようなものだからだ。支えてきた業者を失うということは、大相撲が二度と興業できなくなる可能性を少なからずはらんでいるはずである。

不祥事は不祥事なので、処分のために真実を究明しなくてはいけないだろう。ただし周囲の人たちの食いぶちまでを奪う必要はないはず。「真相を究明するまで開催しない」などと外っ面が良い発言はやめにして、いまからでも春場所を開催した方がいいのではないかと思えてならない。それがいままで相撲を支えてきた人たちへの、せめてもの恩返しではなかろうか。(中山 記男)

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