八百長問題で本場所が中止となり、存続を危ぶむ声も出ている日本相撲協会。公式サイトでは簡単なコメントのみに留まっているのに対し、一部の部屋のサイトでは今回の件に対する師匠や力士の思いが綴られている。

 日本相撲協会の公式サイトでは、トップページに「平成23年大相撲三月場所開催中止のお知らせ」というリンクが貼ってあり、「このたびの不祥事の全容解明に努めるため」に三月場所を中止する旨と簡単な謝罪メッセージが記されている。そのほか、八百長問題の影響はチケット情報や巡業情報のコンテンツに付記された赤字の「中止になりました」という文言くらいからしか見て取れない。

 各相撲部屋のウェブサイトをのぞいてみると、1月場所終了時点あるいはそれ以前に更新が停止しているものが多く見られ中で、出羽海部屋などいくつかの部屋では今回の件についてのコメントを発表している。玉ノ井部屋や峰崎部屋などのブログでは、部屋の力士が今の心境を綴った書き込みも見られ、その多くが謝罪とともに「一生懸命やっている力士もたくさんいる」ことをどうにかして理解してもらいたいという意志が伺える記述となっていた。

 また、田子ノ浦親方は自身のブログで、三月場所中止決定後に「こんなときだからこそ」と実施しようとした和歌山での合宿が「当分の間、東京の各部屋にて稽古を行なう」べしとの通達が出たことから「協会の一員として従わない訳にはいきません」と無念の気持ちを表す日記を9日に更新した。

 弟子への暴行事件、麻薬汚染、野球賭博そして八百長問題…と不祥事が次から次へと明るみになる相撲界。関係者がサイトやブログで発信する情報についてもすんなり信じてもらいにくくなっている状況の中、全ての問題を解決して、再び信頼を得ることはできるのだろうか。(編集担当:柳川俊之)



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