八百長問題で揺れる角界だが、これが意外にも大相撲人気低迷を救う起爆剤になり得るという。八百長メールという確固たる証拠が出た以上、相撲協会は八百長の存在を認めるしかなくなった。放駒理事長は問題の力士以外の八百長以外は「断じてない!」という主張を崩さず、今後も物証が出ない限りはその姿勢を崩すことはない。

 だが、ある相撲ライターは「国民はそうは思わないだろう。もともと八百長がないと信じていたファンは少ないのでは? それが出たことで『なんだ、やっぱり』となっただけ。注目なのは、すべての問題が片付いたあとですよ」と不敵に語る。

 というのも、協会にとって最悪のシナリオは回避される公算が強いからだ。最も恐れていたのは、八百長と相撲賭博に連動性が生じることだった。捜査当局の狙いも国技を正すことではなく、相撲賭博と八百長の連動性を白日の下にさらすことだったが「野球賭博で逮捕された山本俊作容疑者の携帯メールから相撲賭博の存在は立証されましたが、それが力士らと組織的に行われていたことを示すものはなかった。もっと言えば、当局が相撲賭博の背後にいるとにらんでいた山口組系弘道会の組員の名前も具体的な形では出てこなかったんです」(捜査関係者)。

 これにより当局の捜査は新たな物証が出ない限りは暗礁に乗り上げたと言っていい。これに安堵の表情を浮かべるのが協会側だ。

「あとは八百長問題の後処理を粛々と進めればいいだけ。公益法人の剥奪もなければ、協会の解散もない。しいて挙げるなら、理事長を民間から起用することと八百長防止の専門委員会を設置することくらいでしょう」(角界関係者)

 3月の春場所は中止となったが、夏場所は開催したい方針で、実際に開かれればこれまでにないスペクタクルな大相撲が見られるだろう。

 相撲ライターは「八百長問題のあとですから、ほぼガチンコ勝負と見ていい。そりゃあ物凄い迫力ですよ。力士の真の実力が分かるし、ケガをして休場する力士も続出するはず。ファンは思うでしょう。『ガチンコ相撲ってこんなに面白いんだ!』ってね(笑)」と語る。

 昨年は白鵬の連勝記録が話題を読んだが「ガチンコでやる以上、全勝優勝ということはまず有り得ない」(同)という。来年の今ごろは升席がプラチナチケット化していることも考えられる!? 一方でこれまでと相撲の質が変わることが八百長を間接的に証明する結果にもなりかねないが......。



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