人生を80年とした場合、人が「笑う」のは平均22時間3分

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古くから「笑う門には福来る」と言われるように、笑いは幸福と何らかの関係があるようだ。生まれて間もない赤ちゃんは、突然ニコッと笑うことがあるが、これをエンジェルスマイル(生理的微笑)といい、「可愛がってもらいたい」という本能から自衛手段として笑顔をみせるのだという。また現代社会において「よく笑う人はストレスが溜まりにくい」とも言われているが、韓国では笑いに関する書籍が話題となっている。

新聞放送学博士号を取得し、笑いを科学的に分析しているイ・ユンソク氏は『笑いの科学』という大衆向け科学書を出版した。彼は同書で「笑いが初めてこの世に生まれたのは、人類が敵や捕食者と鉢合わせになったとき」と説明し、何かを迷惑だと感じた瞬間に、笑いが生まれたと分析。その後、笑いは緊張やストレスを解き放ち、気持ちを楽にしようという社会的信号として進化していったのだという。また、子どもは1日に平均400回、大人になると平均6回笑い、女性は男性に比べて笑うことに積極的で、これを社会生活でも柔軟に活用しているなど、年齢や男女による笑いの違いについても触れている。

なお、その著書によると、人の一生を80年と考えた場合に、合計で22時間30分しか笑わないという。さらに、高校の卒業アルバムに笑顔で写っている人は、無表情な人に比べて50年後、健康で幸せな生活を送っていることも統計的に証明されたとしているのだ。

著者のイ氏は大学で教壇に立つ傍ら、17年もの間、韓国のお茶の間に笑いを届けているお笑い芸人。「芸人という立場で、笑いの本質を科学的に分析したかった」と語る彼は「笑いによってナチュラルキラー細胞、エンドルフィン、グロブリンA、インターロイキン6、エンケファリンなどの免疫物質やホルモンを生成、活性化させる」とし、笑いと健康の関係を科学的に説明した。また「笑いを心理的側面でみた場合、お笑いで毒舌を受ける側(つっこまれる側)に視聴者はより強い印象を受ける。そのため、毒舌を吐かれることに幸せを感じる」と、芸人らしい見解も述べている。

それにしても、一生で笑う時間が1日(24時間)にも満たないとは… …。些細なことにも素直に反応し、喜怒哀楽を豊かに表現できる人生を送りたいものだ。

screenshot:munhwa.com

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