毎日コミュニケーションズは、「2012年卒マイコミ大学生就職企業人気ランキング」の調査結果をまとめ、9日、発表した。(有効回答数:22,408人)。文系のランキング総合1位は、4年連続でJTBグループ、理系は、パナソニックが初めて総合1位となった。

 2011年卒大学生の就職内定率が過去最低水準となるなど、新卒学生は依然として厳しい採用環境にさらされている。

 厳しい経済環境・雇用環境から、企業選択の際には景気にかかわらず「安定している」「業界上位である」を重視する傾向が一層強まっている。

 選社理由は、「将来性がある」を挙げる学生が増加するなど、現在、業績好調の企業だけではなく、先々の展望が明るい業界や企業を慎重に見極めようとしている様子がうかがえる。

 文系総合の上位5社は、順位に変動はあるものの昨年と同じ企業が並び、上位10社を見ても8社が昨年と同じ企業となり、景気に関係なく代わり映えの無い結果となっている。

 1位となった「JTB グループ」の選社理由は、男女ともに「やりたい仕事ができそう」「業界上位である」が高いほか、「国際的な仕事ができる」「商品企画力がある」などとなっている。

 2位の「ANA(全日本空輸)」は、昨年より1つ順位を上げている。選社理由は男女ともに「国際的な仕事ができる」「やりたい仕事ができそう」が大半を占める結果となった。

 3位の「資生堂」の選社理由は「業界上位である」「やりたい仕事ができそう」のほかに、「企業イメージが良い」の割合が高いのが特徴だ。

 4位の「オリエンタルランド」は、特に女性からの人気が高く、ブランドイメージの浸透がうかがえた。

 昨年から新たにトップ10入りした企業では、業績好調を持続する8位の「ニトリ」が、「将来性がある」として学生には評価された。

 若手社員の海外派遣で話題の「伊藤忠商事」も、「国際的な仕事ができる」としてトップ10にランクインしている。

文系総合ランキング トップ10
1位 JTBグループ
2位 ANA
3位 資生堂
4位 オリエンタルランド
5位 三菱東京UFJ銀行
6位 JR東日本
7位 三井住友銀行
8位 ニトリ
9位 HIS
10位 伊藤忠商事

 理系総合の1位から5位までがわずか17票差の中に収まり、近年稀に見る僅差でのランキングとなったようだ。また、上位10社のうち9社が昨年と同じ企業となっている。

 初の1位となった「パナソニック」の選社理由は、「業界上位である」と並んで「技術力が高い」が多数を占めた。

 2位の「味の素」は3年連続のトップ5入りとなり、食品人気を象徴する企業となっている。選社理由は「業界上位である」「安定している」のほかに「やりたい仕事ができそう」が高い。

 同率2 位の「ソニー」』は、「業界上位である」「技術力が高い」ことが評価された。

 10位の「本田技研工業」は、業績が好調だったこともあり、3年ぶりにトップテン入りを果たしている。

理系総合ランキング トップ10
1位 パナソニック
2位 味の素
3位 ソニー
4位 東芝
5位 明治グループ
6位 カゴメ
7位 資生堂
8位 JR東海
9位 三菱重工業
10位 本田技研工業

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