イタリア代表は9日の国際親善試合でドイツ代表と対戦する。イタリアを率いるチェーザレ・プランデッリ監督は試合を楽しみにしているようだ。それは対戦相手が大国だからであり、過去のいくつかの対戦がイタリアに栄光をもたらしたからであり、新戦力を試したいからである。

代表に復帰したFWアントニオ・カッサーノが、再びポジションを得るかどうかは分からない。一方で、MFチアゴ・モッタの招集入りが確実になった。FIFAから許可が下りたからだ。

●ドイツとの対戦
「常に魅力的な試合だ。これだけの相手なら、毎年フレンドリーマッチをしたいね。ただ、今の我々が多くの選手をケガで欠いていることは確かだ」

●チアゴ・モッタ
「(アンドレア・)ピルロが使えたときから、我々は彼をチェックしていた。彼は代役などではないよ。我々はクオリティーのある、テクニカルな中盤にしたいと思っている。彼はそこに含まれるんだ。低めのプレーメーカーとしても、サイドハーフとしてもプレーできる選手だよ」

●カッサーノ
「2人ともベストパフォーマンスではないのに、カッサーノを招集して(アルベルト・)ジラルディーノを招集しなかった? カッサーノはミランでここまで良く貢献してきた。直近の試合では、これまでの練習での疲労が出たのかもしれない。私にとって重要な選手であり、グループに呼ぶことが大切だった」

「カッサーノをトレクアルティスタ(トップ下)に? 今はやらない。万全の状態ではないからだ。今の彼はFWだと思っている。今のジラルディーノはこのポジションのほかの選手たちと比べ、コンディションが違っている(良くない)。カッサーノがまた過ちを犯したこと? 彼はこれが最後のチャンスだと理解したよ。ずっと振る舞いを正す必要がある」

●ジョルジョ・キエッリーニ
「ユヴェントスで左サイドバックもやった? 彼が以前のポジションを再び務めたのは、良い意味で驚きだったね。2つのポジションでプレーできる選手は、より貴重なんだよ」

●アレッサンドロ・マトリ
「彼がユヴェントスへ移籍する前から、我々はチェックしていた。フィニッシャーだが、ワイドなプレーもできる選手だ」

●ジャンルイジ・ブッフォン
「彼が戻ってきて、これ以上うれしいことはない。世界チャンピオンだし、彼にはまだこのユニフォームに対する素晴らしい情熱があるんだ」

●セバスティアン・ジョヴィンコ
「サイドの選手としてではなく、ライン間でうまくやれる選手として、彼はプロジェクトに戻ってきた。(ステーファノ・)マウリや(アレッサンドロ・)ディアマンティ、(アンドレア・)コッスと同じようにね。彼は背が低いが、ピッチ中央では“ビッグ”なんだよ」

●インテルのイタリア人化
「超一流のクラブがイタリアの選手たちを獲得したのは、重要なサインだね」

●ローマのアメリカ資本へのクラブ売却
「どうしていけないんだ? イングランドでは機能していることだ」

●メッセージ
「我々はグループに“新たなイタリア人”を加え、新しい何かを求めている。イタリア代表のユニフォームを着たいと求めたのは彼らなんだ。我々はすべての試合でファンにシグナルを送りたいと思っている。カルチョはまとまって、ハードルを越えなければいけないんだ」

●セリエA
「最後までミランとインテルが争うだろう。スクデット争いにはユヴェントス、ローマ、ナポリも入ってくるかもしれないね。最後の数節まで魅力的なリーグ戦になるはずだ」

●パンキーナ・ドーロ(年間最優秀監督賞)
「(ジョゼ・)モウリーニョ監督はこの上なくふさわしいよ。少なくともイタリア人監督に注目してもらおうと、私は(ルチアーノ・)スパレッティに投票したけどね」