日本相撲協会は6日の臨時理事会で八百長問題を受け、3月13日から開催が予定されていた春場所の中止を決定した。本場所の中止は65年ぶり。前回は1946年に第二次世界大戦で破損した両国国技館の改修が遅れていたことが原因で、不祥事による中止は今回が初めて。

 八百長問題は、野球賭博問題での捜査で警視庁が押収した力士の携帯電話のメール内容から発覚した。疑惑をもたれている力士10数人のうち、3人が関与を認めている。

 英国でも大相撲の八百長問題が注目されており、今回の春場所中止も各メディアが報じている。

 英ガーディアン紙は、八百長はルール違反だが、賭博が行われた証拠がない限りは刑事事件にならないと説明。また、過去にもたびたび相撲の八百長疑惑は、浮上していた伝えている。

 また日本の大相撲ではスキャンダルが相次いでおり、2007年には、当時17歳の少年が暴行を受け死亡した時津風部屋力士暴行死事件が起こったり、その後も大麻取締法違反で力士が逮捕された。また現役力士や年寄などの違法賭博への関与や、元横綱朝青龍の暴行事件などもあったと紹介。

 このため、日本の国民の間では角界に対する見方が厳しくなっており、今回の八百長問題は徹底的な調査が求められることになったのではないかとの見方を示している。

 英BBC放送(電子版)も春場所中止を報じている。相撲は宗教(神道)の神事が由来であり、本来は力士の礼儀作法が重視されているにもかかわらず、現在はスキャンダルが相次いでいると伝えている。(編集担当:山下千名美・山口幸治)



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