アメリカからサン・シーロまで――ローマはその歴史で最も激しい一週間の週末を迎える。アメリカ企業『ディベネデット』へのクラブ売却が迫る中で、チームは6日に敵地でインテルと対戦。この数年、リーグ戦を盛り上げてきた2チームの激突だ。

ローマはFWフランチェスコ・トッティが4日の練習を欠席した。同選手は37.8℃の熱を出している。そこで、クラウディオ・ラニエリ監督はよりシンプルな選択をすることになるだろう。前線はマルコ・ボッリエッロとミルコ・ヴチニッチの2トップ。トッティは回復すれば、ベンチスタートとなるはずだ。

ラニエリ監督は4-4-2で臨むと見られる。守備はDFフィリップ・メクセスが出場停止なため、DFニコラス・ブルディッソがDFフアンとコンビを組むだろう。ひし形の中盤の底にはMFダニエレ・デ・ロッシ。右にタッデイ、左にシンプリシオが入り、中盤のトップはシモーネ・ペロッタが務める。

一方、DFジョン・アルネ・リーセは自らのブログの中で、1−1と引き分けた前節ブレッシァ戦を振り返り、「シーズン終盤の勝ち点が大事になったとき、これが致命的にならないことを願っている。残念ながら、僕がマークしていた選手がゴールを決め、1−1となってしまった」とコメント。一方、インテル戦に向けては、次のように意気込みを示した。

「待ち遠しいね。僕らは準備を整えている。何度もぶつかりあう激しい試合になるだろう。僕らは全力を出さなければいけない。またマイコンと戦えるのが楽しみだよ。僕らのスタイルは似ている。2人とも攻め上がることが好きなんだ。(バルセロナDF)ダニ・アウベスと並び、おそらく彼は世界最高の右サイドバックだろう。僕らは何度も興奮するような1対1を繰り広げてきた。いつも素晴らしく、楽しいものだったよ」