これまでもたびたび疑惑が指摘されながら、「ない」とされてきた大相撲の八百長。今度は「動かぬ証拠」が出てきた。携帯電話のメールに、八百長相撲をうかがわせるやり取りが残っていた。一般紙、スポーツ紙、各ワイドショーも大きく扱っている。「スッキリ!!」もトップで取り上げた。

   元力士が証言する。

「こういう話は聞いたことがある。勝ち越しや陥落がかかった時、当時はメールがなかったから、本人が相手のところに頼みに行った。自分も1万円で勝たせてくれといわれたことがある。絶対いやだと断った」

   元十両維新力の飯橋浩司は、こうした八百長疑惑の背景のひとつに、十両と幕下の身分差があるという。力士は十両になってようやく1人前。大銀杏を結い、化粧まわしをつけ、付き人もつき、月給も約100万円もらえる。しかし、幕下はちゃんこ番や部屋の掃除、洗濯とまるで雑用係。給料も出ない。天国と地獄だ。十両に上がりたい、幕下に落ちたくない。ここに八百長が生まれる下地があるという。

疑わしきは罰しろ

   スタジオでは東京相撲記者クラブ会友の原和男が「メールのやり取りがあり、やりましたという力士が出てきたというのは、前代未聞のこと」と言い、維新力同様、背景として十両と幕下の待遇の違いを上げる。キャスターのテリー伊藤は地方巡業などで他の部屋の力士と親しくなることも八百長を生む土壌になっていると指摘する。


   今後について、原は「力士だけだはなく、床山など裏方も含めて事情聴取をやるべきだ」と話す。

   木村健太郎(弁護士)「疑わしきは罰せずというが、今回は疑わしきは罰してもいい。やりましたと言った人が処分され、やっていないと言い続けた人が処分を免れたら、不公平になる」

   テリー伊藤「放駒理事長(元大関魁傑)は過去には一切八百長はなかったと言った。本人はガチンコ系といわれ、やっていないかもしれないが、過去にもあったんだと言わなくちゃいけない。そこからスタートしないと誰も信用しない」

   それぞれ厳しい意見だ。大相撲の根幹にかかわる大問題。しばらく大揺れが続くだろう。

一ツ石

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