八百長メール発覚で公益法人化とNHK中継が消滅しそうな大相撲

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 昨年、「最大の危機」を乗り越え、落ち着きを取り戻したかに見えた大相撲だが、更なる激震に見舞われている。現役十両力士の携帯メールから、八百長を行っていたと見られるやりとりが発覚したのだ。けさの毎日新聞がスクープしたもので、昨年6月に大騒動になった「角界の野球賭博事件」の捜査にともない警視庁が押収した力士の携帯電話の消されたデータを復元したところ、生々しい「八百長メール」が発見されたという。

 この騒動で、13年11月までに移行しようとしていた日本相撲協会の公益財団法人化も暗礁に乗り上げる形となりそうだ。某スポーツ紙記者は「協会は税制上の優遇措置を引き続き受けるために公益法人への移行作業を進めてきました。しかし、今回の騒動で監督官庁である文部科学省はカンカンだといいます。けさの報道を受けて、すぐ文科省が協会に詳細を報告せよと通達したあたりからも激怒具合が伺えますね」と語る。成り行き次第では文科省は公益法人化に「NO!」を突きつけてくることは十分考えられる。

 協会が報道を受け即、臨時の理事会を開いたことからも、今回の騒動がいかに協会にとって危機的事態なのかがわかる。「いや、対応次第では大阪場所は吹き飛ぶくらいの事態となりそうですよ。すでに八百長メールに出てきたと見られる9人の力士には事情聴取を行い始めましたし、そこで『この力士もやっていた』などの証言が出てくれば芋づる式。また一部情報では、ある親方も事情聴取されているというので予断を許しません。NHKもトップニュースで報道しているあたりを考えると、もし3月の大阪がやれても中継は自粛するのでは。そうすると二度目ですから、再開には前回よりさらに時間がかかるでしょうね」(前出のスポーツ紙記者)。

 また、あるジャーナリストは「これは八百長の裏に暴力団の組織的関与があるのではないかと疑われても仕方がない状況。メールを元に相撲賭博なんてことが行われていたとしたら…。去年の野球賭博関与の上を行く悪質さと世間には思われてしまう。国技解体の危機ですよ」と心配する。

 昨年発覚した野球賭博の一件から広がったこの騒動、真相はより複雑になっているが、一つ言えることは「関わった力士たちは、野球賭博の負けの穴埋めに星の売買したのではないか?」という疑惑。その証拠らしきメールが白日の下に晒されたとすると、事態はより一層深刻化してくる。

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