イタリア1部リーグ(セリエA)で5連覇中の強豪、インテル・ミラノが移籍期限の最終日となる31日(日本時間1日)、日本代表DF長友佑都(24・チェゼーナ)に電撃的なオファーを出し、チーム間で合意に達したことが明らかになった。インテルが公式ページで明らかにしている。

 韓国でも複数のメディアがこれを取り上げている。長友選手は、う余曲折の末、アジアから初めてインテルに入団することになり、ディフェンディング・チャンピオンであるインテルに合流し、気炎をはくことになると報じている。

 当初、ヨーロッパの有名クラブが、長友選手に関心を示しているというニュースが伝えられたものの、移籍期限の最終日まで、正式なオファーはなかった。 期限が迫る中、インテルが積極的な意思を表わし、交渉が行われたと伝えている。この結果、両者が劇的な交渉に成功、長友選手は残ったシーズンをインテルで送ることになった。彼の活躍に応じて、夏の移籍市場での完全移籍が決まるとの見方を示している。

 インテルとしては、体力があり、利発で、高速力と正確なクロスを誇る長友選手の獲得は、チームの戦力に大きな恩恵となる。またインテルは、財政負担を減らそうと選手獲得に消極的な姿を見せてきたが、今回の長友選手の獲得で、ユニフォームの販売と観光客の誘致というマーケティングの観点からも、非常に価値があるとの見方を示している。

 一方、長友選手はエネルギーあふれるプレーと、正確なクロスを前面に出して注目され始め、2011年のアジア杯では、全試合出場している。韓国との準決勝では0−1とリードされた状況で、高速なサイド突破で同点のチャンスを作った。決勝戦で李忠成選手の決勝ゴールをアシストするなど、印象に残る活躍で、日本の優勝に貢献したと伝えた韓国のメディアもみられた。(編集担当:李信恵・山口幸治)



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